マカオ旅行二日目は、マカオ歴史地区として世界遺産に登録された建造物や広場を徒歩で巡りました。
マカオの名前の由来になったと言われる寺院「媽閣廟」やマカオ観光の中心地「セナド広場」などを観光しました。
マカオは比較的小さな島ですが、数世紀にわたりポルトガル領だった歴史もあり、なんと世界遺産が30か所もあります。
この日は約半分の世界遺産を観光しました。
頑張れば全30か所の世界遺産を1日で回ることは可能かと思いますが、僕たちは二日に分け、この日はセナド広場から南の世界遺産群をのんびり観光しました。
その前に、まずはマカオ名物のエッグタルトを朝食としていただきました。
マカオ市内を散策していると、あちこちに「アズレージョ(装飾タイル)」がきれいな箇所があります。
ちなみに、写真のアズレージョはグランドリスボアのすぐ近くにあるポルトガル人学校の壁面です。
建物の壁だけでなく、歩道もモザイク調で、1999年までポルトガル領だった歴史を感じられます。
残念ながらこの日はあまり天気が良くありませんでした。
でも、雨で表には出られないというような酷い天気ではなく、散策中はほとんど傘いらずでした。
朝8時過ぎという事もあり、通勤・通学ラッシュの時間でした。
マカオはバスの流通網が発達していて、市内のあちこちに路線が網羅されています。
路線によっては、観光にも使えるので、すごく便利です。
中国の朝と言えば、おじいちゃん・おばあちゃんの太極拳。
ですが、マカオではあまりそんなご老人達はほとんどいませんでした。
しかも、屋台での朝食、という中国では当たり前の風景も全くと言っていいほど見られませんでした。
マカオ人の生活習慣は中国返還後の今でもポルトガル風なんですね。
朝食をいただいたエッグタルトの老舗「マーガレット・カフェ・エ・ナタ(瑪嘉烈蛋撻店)」です。
マーガレットカフェナタは週末はもちろん、平日でも行列が絶えないマカオきっての人気店。
でも、開店直後だったからか人もまばら、お店の前にある席に座ることができました。
マカオ人なら誰でも知っているマーガレットカフェエナタのエッグタルトです。
開店直後だったこともあり、焼きたてを購入することができました。
エッグタルトのサイズ自体はそんなに大きくありませんが、結構重量感はあります。
クリームの表面は程良く香ばしく、でも中はとろーーーり。
甘すぎないさっぱりとした味つけで、周りのサクサクとした生地と絶妙にマッチしています。
1個8パタカ(約120円)、と価格も高くないので、長年人気を誇っているのも納得です。
朝食後、タクシーで最初の世界遺産「媽閣廟(マーコミュウ)」にやってきました。
媽閣廟を含むマカオ歴史地区には22の建造物と8つの広場があり、その全てが世界遺産です。
しかも、ほぼすべての箇所を徒歩で回ることができます。
媽閣廟はマカオ観光の重要ポイントという事もあり、朝からすごい人ごみです。
人がいなくなってから写真を撮ろう、なんてことはよほどの早朝でない限り難しいのでは???
媽閣廟はポルトガル人が最初に上陸した場所と信じられていて、
マカオという呼び名の由来になった場所と言われています。
現在は、中国南部で信仰されている海の女神「阿媽」を祀るマカオ最古の寺院です。
門をくぐってすぐにお参りする場所がありました。
儒教や道教、仏教など、異なる宗教の信仰の中心地と言う事もあり、こぞって参拝していました。
大小、様々なお線香がたてられていました。
その煙が結構すごいので、この前の写真にある通り、定期的に扇風機で煙を拡散しているようです。
編笠にも見えるこの物体は巻き線香です。
巻き線香の下には、灰がこぼれないよう、大きなお皿も一緒にぶら下がっています。
以前訪れた台湾や中国本土でも同様の巻き線香を見たことがありますが、
大きいものでは1ヶ月近く燃えるものもあるとか。
これらの線香がどの位燃えるのかは不明ですが、数日で燃え尽きると言う事はなさそうです。
別アングルで写真を撮ってみました。
媽閣廟がマカオ人だけでなく中国人などにも大切な信仰場所であることは間違いないです。
近くには、こんなバカでかいお線香までありました。
「財源廣進」、直訳すれば財源が広く進む、つまりは「金運アップ」です。
この巨大線香一本にはものすごい金欲・・・失礼、金運アップの効果がありそうな気がします。
こうした底の浅い壺なども随所に置かれているのですが、小銭が結構入っていました。
色々なところで願掛けをしている感じです。
百年夫婦樹、その名の通り、夫婦円満の願掛けです。
金運以外にも願掛けする中国人がいることに、なぜかホッと一安心。
更に、奥へと進んでいきたいと思います。
それにしても、中国人の服の色はなぜゆえにこんなにど派手なんでしょうか。
ピンクだけでなく、原色系を好んできている感じでした。
別の祭壇です。
先ほどの巨大線香が三本もたてられていました!!
マカオといえばギャンブルなので、金運アップを切に願う気持ちもよくわかります。
上に昇る階段があったので、登ってみたいと思います。
随所に巻き線香がありました。
昇っている最中には線香を販売しているお店はなかったので、線香を持って上ったと思われます。
実際に持つ機会はなかったのでわかりませんが、見た感じではけっこう重たい感じがします。
階段を丘に沿って上りました。
川の手前はマカオ、対岸は中国本土です。
ちなみに、写真を撮り損ねたのですが、階段を上っている随所にお堂がありました。
頂上にある巨石です。
岩に書かれた「太乙」は道教の神様の一人で、 中国の古代思想では、天地・万物の根元だそうです。
言うまでもありませんが、写真の女性は赤の他人です。
なぜそんな恰好www
階段を下りている途中にあったバナナの木の前で、おばちゃんのナイスポーズ。
中国人は男性・女性問わず、写真撮影の際には必ずポーズをとっていました。
昭和な感じがするのは僕たちだけでしょうか???
媽閣廟の入り口まで戻ってきました。
ちなみに、媽閣廟のあるこの「バラ広場」も世界遺産です。
モザイク調の石畳が美しい広場です。
落ち着いて写真撮影を・・・なんてのはほぼ不可能、この写真が限界ですwww
媽閣廟には一時間弱いたのですが、どんどん人がやってきます。
ありえない位の大名行列ができてきたので、巻き込まれる前に、媽閣廟を撤収!
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