夕食を食べるべく、外港埋め立てエリアにやってきました。
金ピカのライオンはMGMホテルの入り口に鎮座しています。
マカオ半島でも特に、この外港埋め立てエリアは外資系ホテルが乱立しており、少しリゾートっぽい雰囲気です。
カジノも、ラスベガスのカジノをそのまま持ってきたようで、ディーラーもシュッと洗練されています。
グランドリスボアのカジノはどちらかと言うと賭博場っぽいレトロな感じ。
がっつりカジノを満喫するのであれば、外港周辺の外資系ホテルが良いかもしれません。
中にはマンダリンオリエンタルホテルのようにカジノを併設していないホテルもあります。
僕のようにカジノはせずに観光が目的という場合であれば、街の中心地に近いグランドリスボアは非常に便利です。
到着しました。
今日、夕食をいただくポルトガル料理レストラン「カルロス」です。
窓が広く設けられていて、店の中が見えるので入りやすい。
雰囲気が良さそう。
テーブルに座るとパンを持ってきてくれました。
後ほど、レシートをチェックするとばっちりお金を取られていました。
サービスじゃないんかい。
お水も有料のミネラルウォーターしか無く、昨日訪れた「プライア・グランデ」に比べると細かくお金を取るタイプです。
しかし、味は絶品です。
まずは茹でたキャベツ。
「キャベツを茹でてるだけやん」って思われそうですが、これが非常に美味しいんです。
味付けは塩味だけかな。
非常にシンプルな味付けで、「本当に美味しいの?」と思われそうですが、いくらでも食べられそうなくらい美味しい。
キャベツのクセが全く無く、野菜の甘味をしっかりと感じることのできます。
どうやって調理したらただのキャベツがこんなに美味しくなるんだろう?と本当に不思議。
続いてバカリャウのコロッケ。
ほくほくのコロッケにほんのりと塩味のバカリャウが良く合います。
ソースなど、何も付けなくても美味しい。
一つ一つが小さいので、食べ過ぎてしまいそうです。
メインの料理を控え目にしてでも食べたかったのが、デザートのセラドゥーラ。
セラドゥーラはふんわりと泡だてた生クリームとコンデンスミルクに細かく砕いたクッキーをまぶしたケーキ。
ちなみにセラドゥーラのレシピを調べると、使用するクッキーは「マリービスケット」と指定されています。
味は、めちゃめちゃ甘い、けど美味しい。
素朴なクッキーと甘いクリーム層が非常によく合います。
一見、特別な感じのするケーキですが、家庭で手作りしたような優しい味です。
もう一つのデザートはプリン。
こちらは、日本でもおなじみのプリンです。
卵の風味が濃厚で手作りっぽい素朴な美味しさでした。
お店の雰囲気もとても良く、店員さんも気さくな方ばかりでとても居心地の良いお店でした。
僕らが訪れた時間はまだ早かったので、さすがに満席という程では無かったです。
それでも、絶えずお客さんがいるという状態。
観光客だけでなく地元の人にも人気のあるお店ではないかと思いました。
ホテルへ帰る途中、ちょうどウィンマカオで噴水ショーが行われていました。
音楽に合わせて噴水が様々な動きをするというもの。
もちろん無料で見ることができます。
実はグランドリスボアの客室からもウィンマカオの噴水ショーは見ることが出来るんです。
しかし、間近で見ると迫力が全然違います。
時間は3分程度なのですが、その間に目まぐるしく噴水の高さや色、動きが変わり目が離せません。
15分毎に開催されるので、何度も見るチャンスがあるのは嬉しいですね。
さらにウィンマカオのパワースポットとも言える場所が「ロタンダ・アトリウム」。
このロタンダ・アトリウムでは毎00時にドラゴンショーが、毎30分には成功と繁栄の樹が現れます。
カジノへ行く前に訪れておくと勝てそうですね。
ということで、既にわらわらと人だかりが出来ています。
地面から徐々に樹がせり上がってきます。
当たり前ですが、樹は本物では無くイミテーションのようです。
あちこちから、カツン、コツンという音が響きます。
どうやら皆さん、お賽銭(?)を投げ込んでいるようです。
必勝祈願かな?
縁起の良いものを見るとお金を投げ入れたくなるのは、日本人も中国人も同じなんですね。
その後、樹はグイーンと奈落に下がって行きます。
なんだ、それだけ?と言ってしまえば、それだけなのですが、まぁ、何となく縁起が良さそうです。
続いて、フォーチュンオブドラゴンです。
先ほどのツリーオブプロスペリティに比べると、格段にエンターテインメント性の高いショーです。
ツリーオブプロスペリティ同様に、地面が開いてドラゴンがせり上がってきます。
その時点で、スモークがたかれて迫力満点。
天井は開閉式のスクリーンになっており、そこにショーと合わせた様々な映像が映されます。
ドラゴンが動き出すとか、ドラゴンが火を吹くといった動きは無いのだけれど、見ごたえは十分。
どちらのショーも時間はそれほど長くないので、ショッピングの合間などに見ることもできると思います。
ちなみに、ホテルに併設されているショッピングはどこもハイブランドの店ばかり。
カジノで稼いで散財する、「宵越しの銭は持たねえぜ」ってとこでしょうか。
この日も充実して観光したため、かなり疲労困憊。
カジノへと勤しむ人を尻目に、ホテルへ戻ってぐっすり寝ました。