ダイヤモンドプリンセス乗船記6日目(花蓮・太魯閣渓谷観光)

クルーズ
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ダイヤモンドプリンセスクルーズ6日目は台湾の東海岸にある花蓮に停泊します。

この日は、あらかじめ申し込んでおいたオプショナルツアーに参加。

台湾を代表する景勝地、太魯閣(タロコ)峡谷を訪れます。

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この日も朝食はブッフェでいただきます。

オプショナルツアーに参加するので、時間が読めるブッフェの方が余裕を持って行動できそうです。

しかし、ホライゾンコートは既に人、人、人……。

なかなか、落ち着いてゆっくり朝食を食べるのは難しいです。

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クロワッサンとライ麦パン。

パンの種類が豊富で美味しい。

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ブッフェメニューのラインナップは基本的に毎日同じです。

なので、一日で「気になるメニューは全部食べなくては!」と焦らなくても大丈夫。

航海期間中に何度でも食べるチャンスはあります。

今回はハム、スクランブルエッグ、ベイクドポテトにソーセージ、サラダなどなど。

ソーセージやベーコンの種類が豊富なのが嬉しいです。

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シリアルの種類が豊富なのはさすがアメリカの船といった感じです。

今回は定番のコーンフレーク。

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さらにフルーツたっぷり。

フルーツのラインナップも航海中ほとんど変わりません。

スイカがかなり熟して甘くなってきました。

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花蓮の街が見えてきました。

天気はかなりイマイチです。

オプショナルツアーなので専用バスが手配されており、雨でも移動の心配が無いのは良かったです。

とは言え、本音を言えば個人で気ままに訪れたいところ。

太魯閣観光は公共交通機関やタクシー、個人ツアーなどあれこれ探しましたが、どれもNG。

実は、太魯閣峡谷への観光バスを所有しているのが、太魯閣の大理石工場なんだそうです。

そのため、専用の観光バス以外で太魯閣を訪れるのは難しいとのこと。

もちろん、太魯閣見学→大理石工場(お土産物屋さん)見学が定番ルートです。

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朝食後、準備を済ませたらツアーの集合場所へ。

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アミ族の方々のお見送り。

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バスは2階建ての豪華仕様。

といっても、1階はトランクになっています。

車高が高く、重心が上に集中しているためかぐわんぐわんと揺れを感じます。

酔い止めを持って来なかったことを少し後悔しました。

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のどかな花蓮の風景が続きます。

人や車も少なく、台北や高雄に比べると同じ台湾なのかと思うほど雰囲気が違います。

日本の田舎の風景とも何となく似てるかな?

もともと、花蓮は戦前、日本からの移民が多く、住民の4割を日本人が占めていたこともあるのだとか。

日本とも縁の深い街だったんですね。

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渓谷っぽい風景が時々現れるようになってきました。

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1時間ほどバスで移動したところで、トイレ休憩。

次はいつどこにトイレがあるのか分からないので、必ず行っておかなくてはいけません。

「えー、では、トイレ休憩は……、5分でお願いします。」

「5分?????」

いやいやいやいや、他の観光バスも続々とトイレ休憩に止まってるのに、本当に5分で大丈夫なの?

女性トイレはもちろん、男性トイレもトイレの外まで大行列なんだけど……。

ま、遅れるのは皆一緒、ということでとりあえずトイレ行列に並ぶことにしました。

山のトイレ、というと悪い予感しかしませんが、洋式で意外と清潔。

ちなみに、トイレ休憩場所で見かけたサイクリングの人々。

台湾では自転車で台湾を一周する環島(ファンダオ)が流行っているのだとか。

確かに、バスで走行中も自転車に乗った集団をよく見かけました。

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うねうねとした道を行くと見えてきたのが長春祠。

実はこのうねうねとした道、人力で岩を削り、トンネルを掘って作られたんだそうです。

長春祠はその工事中に無くなった212名の方々の霊を弔うために建てられた祠なのだとか。

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当時の工事の様子を紹介するパネルもありました。

まさに台湾版プロジェクトXです。

太魯閣の美しい景観だけでなく、そこに携わった人々の努力も併せて、当然、世界遺産なんだろうなぁ、と思っていました。

ところが、台湾は国連に国として認められていないため、世界遺産の登録は一件も無しというのが現状なんだそうです。

なんだか理不尽な話ですね。

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雨の影響か水が濁っているのが残念。

晴れていたら澄んだ清流を見ることが出来る予定なのですが。

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ごろごろと転がっている、白い石は全て大理石だそうです。

ちょっとお手頃な石を一個か二個ぐらい……、と思わず考えてしまいます。

もちろん、石の持ち帰りは厳禁とのこと。

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峡谷の岩肌も全て大理石。

大理石は鉱物の中でも柔らかいため、雨や水の流れで浸食されやすいのだとか。

そのため岩盤の崩落も起こりやすいそうです。

徒歩で歩く際にはヘルメットの着用が義務付けられている場所もあり、けっこうスリリング。

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さらにずんずんとバスは進み、二度目のトイレ休憩。

写真スポットということもあり、今度は15分と少し長め。

が、女性トイレは先が見えないくらい長い行列。

どうやら個室が2つしか無いらしい。

ということで、トイレはパス。

観光客皆が同じタイミングで同じ場所へ向かうので、なかなか大変です。

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ひんやりと肌寒いくらいなのですが、山深いこともあってかセミが鳴いていました。

時折、雨が降る天気だったためか、山にもやもやと雲がかかって幻想的です。

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トイレ休憩をはさみつつバスは太魯閣渓谷を進んで行きます。

太魯閣渓谷の見学はいつ、どこであるのかな。

と思っているうちに、バスは折り返して山を下り始めました。

「それでは、太魯閣渓谷を後にして、これからお昼ご飯の会場へと向かいます。」

??????

もしかして、随所にトイレ休憩でバスを降りたのが観光だったんでしょうか。

バスを降りてじっくり見学するものだと思っていたので、拍子抜けしました。

なんだか観光と言うよりも、「行った」という実績作りだけのような感じがしなくもありません。

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太魯閣渓谷見学の後は、パークビューホテルで昼食。

今日の昼食は広東料理とのことで、楽しみです。

ずっと、オプショナルツアーに参加し続けている人によると、過去の2都市では上海料理や四川料理が出たとのこと。

一概に中華料理と言っても様々な料理があるのはさすがです。

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昼食会場はただただカオスです。

1テーブル約10人前後で、かるく100テーブルぐらいありそう。

結婚式でもこんなにびっしりぎゅうぎゅうの人、見たことありません。

同じテーブルの方によると、オプショナルツアーの昼食は「いつもこんな感じ」と慣れたご様子。

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まずは前菜。

チャーシューとクラゲです。

味は無難に美味しい。

さすがにご年配の方も大勢参加されるツアーなので、奇抜な料理は無さそうです。

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貝柱にイカ、セロリを炒めたもの。

広東料理なのか、と言われるとちょっと自信がありません。

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鶏肉とピーマン、玉ねぎの炒めたもの。

味付けはあっさりしていて日本人好みの味です。

年配の方から子供まで、誰でも美味しく食べることのできる料理だと思います。

ただ、台湾でしか食べられないか?と言われると、そんなことはありません。

むしろ、日本でも中華料理屋さんへ行けば普通に食べられるレベルの料理です。

せっかく台湾に来ているんだから、台湾ならではの料理が食べたいという人にはちょっと物足りないかもしれません。

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続いて牛肉と青梗菜を炒めたもの。

何品出てくるのか分からないので慎重に食べ進めます。

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キノコの天ぷら?

もはや広東料理なのか何料理なのかも分かりません。

もう、そろそろ終わりかな。

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そうそう、ご飯ものを忘れていました。

チャーハンです。

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茹でキャベツ。

地味な料理だけど、クセになる美味しさです。

マカオでも同じような料理を食べましたが、程良い塩気が美味しい。

中華料理って意外とこういうシンプルな料理が侮れない美味しさだったりします。

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まさかのタイミングでスープです。

食事の前にガイドさんから「集合時間は13時15分です」と言われていました。

しかし、この時点ですでに13時10分。

あと5分で食べ終わって集合ということになります。

てっきり、13時ぐらいには食べ終わるものだと勝手に思っていました。

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さらに、スープに続いて白身魚のフライ。

一体何品出てくるんだろう……?

ここでガイドさんが「集合時間を延長します。13時20分です」。

って、5分だけ?

「さすがにあと5分では無理よねぇ」

と同じテーブルの皆さんも苦笑。

遅れる時はみんな一緒なので、こういう時に団体のツアーは安心感があります。

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ようやくデザートらしきお皿が出てきました。

ジャスミン茶のゼリーとココナッツの風味のするお饅頭です。

ココナッツのお饅頭はココナッツがサクサクとしていてとても美味しい。

この日出てきた数々の料理の中でも、このデザートが一番好きかもしれません。

他の方が「もういいわ」とおっしゃるのを良いことに、時間が無いにも関わらずむしゃむしゃ食べてしまいました。

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さらにデザートのスイカ。

一切れ一口の勢いで食べて、急いで席を立ちます。

なんて慌ただしいんだ……。

もちろん、食事の後にトイレを済ませて、なんて時間もありません。

また、トイレの数が極めて少なく、混むタイミングを外しても女性トイレは常に大行列。

「食事を取るか、トイレを取るか」ぐらいの心構えが必要です。

バスに乗り込んだら次の目的地は大理石工場。

いや、大理石工場パスしても良いから、ご飯をゆっくり食べさせてくれないかな……。

と思うのですが、そういうワケにはいかないんでしょうね。

 

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