コスタクルーズの日本海クルーズ2日目(金沢観光)

クルーズ
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コスタネオロマンチカの日本海クルーズ、2日目の寄港地は金沢。
一晩で舞鶴から金沢へ到着しました。
眠っている間に移動できるのは、クルーズならではのメリットですね。


この日はブッフェレストランで朝食をいただくことにしました。

コスタネオロマンチカには、バリュープランという格安プランがあります。
バリュープランは「ブッフェレストランのみで食事ができる」というもの。

「フェリー感覚でクルーズを利用したい」
「とにかくクルーズ代金を安く抑えたい」

という人には良いですよね。

ただ、コスタセレーナになりバリュープランはなくなってしまったようです。


パンの種類も豊富。
たくさんありすぎて目移りします。


定番のメニューもずらり。
クルーズ船に限らず、朝食ブッフェはわくわくします。


ケーキまで用意されています。
朝食にケーキ、魅力的です。

「朝食で摂取したカロリーは日中に消費されるからOK」

食べる言い訳をしつつお皿へ。


ブッフェレストランは意外と混んでいました。

・子連れファミリー層が多い
・相席になる可能性がある

と、ダイニングレストランに比べると若干落ち着かない雰囲気です。
小さな子どもがいるファミリーは、周りに気兼ねせず食事を楽しめるので良いと思います。


部屋に戻り下船の準備をしていると、金沢港に到着。
部屋から着港の様子が見られるのは楽しい。


まずは、金沢駅までシャトルバスで向かいます。


到着しました金沢駅です。


金沢駅からさらに、金沢周遊バスに乗車。


東茶屋街に到着。

古い佇まいの町家がならび、この一画だけタイムスリップしたような雰囲気。
建物の大半は江戸時代後期から明治初期に建てられたものとのこと。
京都の祇園に似ていますが、京都とはまたちがった風情があります。
京都は、気品のある華やかさ。
金沢は、質実剛健な華やかさ、といった感じでしょうか。
どこを切り取っても絵になります。


まだ、早朝で観光客が少なかったこともラッキーでした。

お店が開店していないのは予想外でしたが、その分、人も少ない。
じっくりゆっくり美しい風景を堪能することができました。


東茶屋街から歩いて15分ほどで兼六園に到着。
観光地が徒歩圏内に点在しているのはありがたいですね。


東茶屋街の静けさと異なり、兼六園はすでに人がわやわや。


根上りの松。
盛土に植えた後、徐々に土を取り除いて根を露出させているそうです。

非常に手間ひまがかかっています。

ちなみに、京都の伏見稲荷にも根上りの松があります。
こちらは、「根上り→値上り」ということで、商売繁盛の御利益があるそうです。
特にトレーダーの方々に人気なのだとか。
なんとなく、この根上りの松も御利益がありそうですね。


兼六園をいったん外に出て、金澤神社へ来ました。
受付の方に、金澤神社へ行く旨伝えておくとスムーズに再入園させてもらえます。


神社の境内に鎮座する夢牛。
なでて拝むと夢が叶うそうです。
みんなの夢の数だけ、牛がつるつる。


再び兼六園に戻ってきました。


日本最古と言われる噴水。


お腹がかなり空いたので昼食をいただくことに。
事前に調べておいた、兼六園内にある兼六亭へ。

しかし、

「団体のお客さんでお昼は貸し切りです」

という衝撃の言葉。
えええええ、お昼食べられないの?

「屋外のテーブルでよければ」

ということで、いただいたのが冷やし治部煮そば。
さっぱりしていて美味しい。
暑い屋外で食べるので、おいしさも倍増です。


でも、普通の治部煮そばも気になります。
ということで、温かい治部煮そばも注文。

安定のおいしさ、ホッとする優しい味です。
ただ、真夏の炎天下に屋外で食べるには熱すぎました。(当たり前ですが)


体力をチャージして金沢城へやって来ました。
金沢城は別名「石垣の博物館」。
兼六園の向かいにあります。


やはり見どころは石垣。


石川門を入ってすぐ、注目石垣スポットがあります。
実は石川門、左右で全く異なる石垣の積まれ方をしています。

正面から入ると目に入るのが、整然と美しく積み上げられた石垣。
風雅で、凜とした佇まいです。


門側から撮影した石垣。

ごつごつと無骨に積み上げられた粗加工石積みと呼ばれる石垣。
戦国時代のお城のような荒々しい印象です。
入ってくるときと、出て行くときで全然印象が違います。

「建造された時代が異なるのでは?」

と思ってしまいますが、どうやら同年代のものらしいです。

1800年代に書かれた文書にも

「左右で積み方が異なるのはおかしい」

と書かれているそうです。
あえて異なる石垣にしたのか、単に途中で面倒臭くなってしまったのか。
真相は分かりませんが、おもしろいですね。


金沢城のシンボルとも言える五十間長屋。
武器などの倉庫として使われていたそうです。
現在の五十間長屋は平成十三年に復元されたものとのこと。
ちなみに五十間は約100メートルだそうです。


金沢城の正門である河北門。
こちらは平成22年に復元されたもの。
まだ新築っぽさが残っています。


雁木坂を登ります。
地味に疲れる。
あと、城内はムダにめちゃめちゃ広いです。
直射日光を遮る場所も少ないので、真夏に行く時は暑さ対策を万全にして行く必要があります。


ようやく到着。
五十間長屋の裏側が入り口です。

金沢城には天守が残っておらず、五十間長屋と櫓の内部を見学することができます。
内部は博物館のようになっていて、金沢城の資料などが展示されています。


櫓から、城内への侵入を試みる敵を狙います。


五十軒長屋を後にして、金沢城の主役とも言える石垣を見学に。
色紙短冊積石垣です。

上部にあるV字の部分が雨樋になっていて、そこから水が流れ落ちる、なんとも風流な石垣。
庭園にあることからも、お城の防御ではなく、観賞用といったところでしょうか。


色紙短冊積石垣があるのは玉泉院丸庭園。
石垣も素晴らしいですが、庭園も美しい。
2代目藩主前田利長の正室である玉泉院の屋敷があったそうです。


金沢城から歩いてすぐの場所にある尾山神社に来ました。
前田利家公と正室のお松の方を祀る神社です。


尾山神社の見どころが、ステンドグラスの神門。
神社と言うよりも、教会のようです。
避雷針も日本最古のものなのだとか。

この神門、明治8年に和漢洋の様式を取り入れて建造されたもの。
高い美的センスを持った加賀藩主前田家にふさわしい神社と言えます。


ようやく戻ってきました金沢駅です。
ここからシャトルバスに乗り込んで、コスタネオロマンチカへと戻ります。

それにしても、兼六園と金沢城、どちらも広い!
一度に両方を観光すると、果てしなく疲れることが分かりました。

観光が詰め込みがちになるのはクルーズ旅行のデメリットでもあります。


お待ちかねの夕食。
観光地でレストランを探さなくても良いのは、クルーズ旅行のメリットでもあります。


メニューで見て、すごく気になったキムチチヂミ。
けっこう、容赦ない辛さです。


わかめの味噌汁。
やっぱりお味噌汁は美味しい。

味も薄すぎず濃すぎず、ちょうどイイ感じ。
具は少なめですが、シンプルで美味しかったです。


リコッタチーズとほうれん草入りカッペラッチパスタ。
カッペラッチパスタというパスタは初めて聞きました。

餃子のようなパスタで、中に具が入っています。
もちもちしていて美味しい。


アンチョビと松の実のスパゲッティ。
シンプルな味付けで美味しい。

イタリアンではパスタはメインではなく、サイドメニューの一つというのも納得。
ペロッと軽く食べられます。


メインのローストチキン。
サクサクの衣が美味しい。

一風変わったローストチキンです。


ポッサムです。

近くのテーブルで韓国人の乗客が

「ポッサム、マシッソヨ」

と言っていたので思わず頼みました。
本場の人が美味しいと言ってるのだから間違いない。

キムチが辛かったので、個人的にはご飯をもう少し増し増しで欲しかったです。


デザートのホワイトチョコレートケーキ。
安定のおいしさです。


夕食後は、メインホールでショーを観劇。

コスタネオロマンチカには、シアターがありません。
なので、ホールに椅子を並べてショーを見ます。

出演者との距離が近いのは迫力満点なのですが、若干緊張感に欠けるかも。
お客さんが途中退席したり、しゃべってたり……。

とは言え、ショー自体のクオリティは高く、間近で見られるのはちょっと得した気分。

充実の金沢観光を終えて2日目のクルーズは終了。
3日目は境港です。

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