昼食後は大理石工場見学へと向かいます。
大理石工場見学と言っても実質、お土産屋さんでの買い物の時間です。
う~ん、いらない……。
とは言え、行けば楽しいかもしれません。
大理石工場に到着しました。
この日は土曜日ということで工場はお休み。
敷地内には人もおらず、がらんとしていました。
おや?何だか見覚えのあるキャラクターがこんなところに。
大理石工場(お土産屋さん)の店内は残念ながら写真撮影禁止。
大理石工場へ向かう前に、ガイドさんが北投石について説明されていました。
台湾の北投温泉で採取される鉱石で、ラジウムを大量に含んでいるのだとか。
昼食で同じテーブルだった御夫婦も「前回来た時に一つ購入しているのだけど、今回もう一つ購入する予定」とのこと。
なんでも、肩コリや頭痛の悩みが解消して、「夜もぐっすり眠れるの」だそう。
何それ?めちゃめちゃ興味ある。
ということで、「大理石工場?いらんわー」と言っていてものの、工場に到着する頃には「北投石」にすっかり心を奪われていました。
しかし、全ての観光バスで同じ説明がされているのか、もうすごい人だかりで何が何だか……。
「……もう、いいかな」と結局何も買うこと無く大理石工場見学を終えました。
続いて向かったのは、アミ族の踊りを見ることができる劇場。
大理石工場の敷地内にあります。
なんでも、大理石工場の社長の趣味で劇場を作ったのだとか。
他にも、日光猿軍団の劇場などもあります。
趣味で会社の敷地内に劇場を作るとか、なかなかの職権乱用っぷりです。
(画像のタップ/クリックで動画が始まります)
アミ族の伝統的なダンスと歌が始まりました。
アミ族の伝統的なダンスと「歌」ということですが、何やら日本の昭和歌謡っぽい歌。
「なんか、この曲日本の歌っぽいよなー」。
と思っていたら、後ろの席の方々も「あら?この歌、日本の曲じゃない?」とひそひそ。
「星の降る夜は~♪ってやつよねー。」
曲名までバレてるやん。
日本人観光客向けに日本の曲を演奏したのかな。
そんな説明は一切無かったように思うけど……。
(画像のタップ/クリックで動画が始まります)
竹を使ったダンスは、かなり見ごたえがあります。
演目の最後は「観客の皆さんも一緒に踊りましょう」とのこと。
ダンサーの男性とバッチリ目が合ってしまい、ステージで踊ることに。
(画像のタップ/クリックで動画が始まります)
踊ると言っても、輪になって開いたり閉じたりするだけ。
「かごめかごめ」がひたすら続くような感じです。
そして、いつまでも終わらない……。
お客さんが一人二人と席を立ち、ぞろぞろと会場を出始めてもまだまだ続きます。
会場にお客さんがほとんどいなくなった頃、ようやく解放。
早く、バスに戻らねば、と焦ります。
そんなを僕をダンサーの男性が、「そこのあなた、ちょっと待って」と呼び止めます。
「さっきのダンスの写真が出来たから買わない?」とのこと。
ごめん、もう時間が無い、ホントにゴメン。
と会場を後にしました。
写真を現像していたから、ひたすら延々と踊りが終わらなかったんですね。
無事にバスの集合時間に間に合い(多分、一番最後ぐらい)次の目的地へと向かいます。
続いて到着したのは花蓮港天宮。
航海の神様でもある媽祖を祀った廟です。
媽祖を祀った「媽閣廟(マーコーミュウ)」がマカオという地名の由来になったのだとか。
中華圏ではかなり広く親しまれている神様のようです。
入口の立派な龍の柱は、実は塔になっていて登ることが出来ます。
ただ、見学時間15分の僕らにはなかなか厳しいかもしれません。
内部はとにかくきらびやかで細かい装飾があちこちに施されています。
きらびやかなのに、廟の中は不思議と落ち着いた雰囲気です。
手水もゴージャス。
建物の外も中も龍、龍、龍と龍だらけ。
訪れるだけで運気がアップしそうな縁起の良い場所です。
港天宮を後にして、バスは花蓮港へと戻って来ました。
ふだんはふらふら~とのんびり個人で観光することが多いので、ツアーの慌ただしさにビックリ。
今日一日で台湾を何日分も旅行したような気分です。
旅行会社の人に「いつもこんなぎゅっと詰まった感じなのですか?」と聞くと「そうですよ。」とのこと。
「お客様をベルトコンベヤに乗せて、あちこちへお連れするようなイメージです」だそう。
確かに、自分の意志とは関わりなくあっちへ連れて行かれ、こっちへ連れて行かれといった感じです。
効率良くいろんな場所を周りたい、と言う人にはおススメ。
マイペースに自分の時間を楽しみたい、と言う人にはちょっとツライかな。
いかんせん、太魯閣観光はツアーでしか行けないので、選択の余地はないのですが。
この日は台湾最終日、ということで花蓮港は「どこのバーゲン会場?」というぐらい人人人。
お土産物売り場のブースが出来ており、「余ってしまった台湾ドルを使ってしまいましょう」ということらしい。
いや、もう一刻も早くこの人混みを抜けだしたいよ……。
ということで、余った台湾ドルは使用せずに日本円に換金。
無事に乗船しました。
朝から雨がパラつく微妙なお天気でしたが、何とか大崩れせずに済みました。
ちょうど、船に戻ったころから雨は本降りに。
すごいパワーを持った晴れ男、晴れ女が一緒だったんでしょうか。
僕一人だったらとっくに雨に降られてそうです。
ダイヤモンドプリンセスは花蓮港を出港。
台湾を離れて、この後は2日かけて神戸へと向かいます。
観光から帰って一段落したら、夕食です。
観光で疲れた後に食事の心配をしなくても良いのは、クルーズ旅行最大のメリットとも言えるかもしれません。
前菜は牛のたたき。
ポン酢のように見えるタレはシトラスピネグレットソース。
サッパリしていて美味しい。
前菜その2はカラマリイカのグリルとベビーイカの盛り合わせ。
程良い歯ごたえのイカがたまらない美味しさ。
シンプルな料理ほど、めちゃめちゃ美味しかったりします。
お汁粉のようなスープは黒豆のチャウダースープ。
こってりと濃厚なのですが、豆の重さが無くて非常に美味しい。
黒豆本来の甘さがじんわりと染み渡って、疲れた体にホッと優しい味です。
メインは豚バラのロースト。
実はこの料理をオーダーするのは二度目。
あまりの美味しさに、メニューを見つけた瞬間に即決しました。
カリッと焼けた皮がとにかく絶品です。
こってりとした油っこさがあるのですが、アップルソースがイイ感じで油っぽさを消してくれます。
そしてデザートはチョコレートジャーニー。
ホワイトチョコレートのチーズケーキにバニラムーステリーヌとイチゴの砂糖煮添え。
一口食べて、思わず二人で顔を見合わせてしまうくらい「何コレ?めちゃめちゃ美味しい」。
今まで食べたチョコレートジャーニーの中でも一番美味しいかもしれない。
ただ、食べ進めるうちに濃厚なチーズケーキがズシーンとお腹に溜まります。
美味しいから食べてしまう、だけど苦しい。
食べ終わるころには、胃袋がすっかりチーズケーキに占領されてしまったような感じ。
重いお腹を抱えて本日のステージを見に行きます。
今日はマジックショー。
いや、マジックショーというよりもかなり本格的なイリュージョンです。
何度見てもイリュージョンってワケが分からない。
ショーの後もチーズケーキの余波は全然消えず、腹ごなしに船内をうろうろしました。
今まで開店休業中だったカジノもこの日は、お客さんがいます。
いかんせん営業時間がほんのちょびっとなので、ガッツリ稼ぐぞ!という人には向かないかも。
カジノの雰囲気を楽しむには良いと思います。
(画像のタップ/クリックで動画が始まります)
アトリウムでは熱いギターの演奏中。
色々なジャンルの音楽を聴けるのもクルーズの魅力です。
(画像のタップ/クリックで動画が始まります)
ラウンジではハワイアンミュージックのコンサート。
ベンチャーズやビーチ・ボーイズなどなど。
翌日は終日クルーズということもあり、夜のイベントも充実しています。
台湾を離れるということで、就寝前に時計を1時間進めておきます。