北海道阿寒湖旅行④|あかん鶴雅別荘 鄙の座|北海道の味覚を堪能する夕食と記念日のお祝い

日本
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お待ちかねの夕食です。
鄙の座のお食事は朝夕とも個室のダイニングでいただきます。

エレベーターを降りるとすぐにダイニングの入り口です。
のれんをくぐった先ではスタッフの方が待機しており、ダイニングまで案内してくれます。

ダイニング入り口には塩蔵。
このお塩が料理に使われているのでしょうか?

案内されたダイニングは落ち着いた雰囲気。
2人で利用するには広すぎるくらいの、ゆったりとした空間です。
ただ、ひとつ気になったのが個室の造り。
それぞれのお部屋は仕切られているものの、上部には欄間が設けられており、隣のお部屋の会話がこちらにも聞こえてきました。
お料理や接客には大変満足していたのですが、静かな個室でゆっくり食事を楽しみにしていた私たちにとっては、今回の滞在で唯一、少し残念に感じた点でした。
とはいえ、お食事処そのものは趣があり、とても素敵な空間です。
静けさを重視する方は、予約の際に個室の造りについて確認しておくと安心かもしれません。

さて、まずは食前酒。
……といきたいところですが、お酒が飲めない我々夫婦。
事前にお願いしておいたところ、山ぶどうジュースに変更してくれていました。
すっきりとした酸味とほどよい甘味で、さっぱりとした飲み口です。

続いて箸附。
「柿と春菊の白和え 松の実と黒トリュフ トリュフオイル」。
柿の甘味と春菊のほろ苦さが絶妙な組み合わせ。
さらに、松の実の香ばしさとトリュフの豊かな香りが口いっぱいに広がります。
いつも食べている白和えとは、ひと味もふた味も違う贅沢な一品です。

続いて前菜。

・北海縞海老浜茹で
・秋刀魚の利休焼き
・鰻と松茸のばら寿司
・阿寒湖ザリガニ冷製スープ
・蝦夷鹿の燻製
・秋茄子の田楽焼き
・丸十レモン煮

お料理の美しさもさることながら、まず目を奪われるのが鮮やかな器です。
目でも舌でも楽しめる、なんとも華やかな前菜。
そして、この中で特に気になったのが「阿寒湖ザリガニ冷製スープ」。
阿寒湖で獲れるザリガニは「レイクロブスター」と呼ばれる特産品で、全国のホテルやレストランでも珍重されているのだそうです。
とはいえ、ザリガニを食べるのは初めて。
一体どんな味なのでしょうか……。
ひと口いただいてびっくり。
濃厚なカニのような風味が広がり、カニやエビにも負けない美味しさです。
ザリガニがこんなに美味しいとは!
今回の旅行で、またひとつ新しい味覚に出会えました。

ちなみに、ダイニングで注文するドリンクも、一部のメニューを除いて宿泊料金に含まれています。
ということで、ノンアルコールワインを注文しました。
ニキヒルズの「フルーティーウィークエンド」です。
酸味と甘味のバランスが良く、すっきりと爽やかな味わい。
後味も軽やかなので、お料理の繊細な風味を邪魔しません。

続いてはお造り。
幻の魚「イトウ」、本鮪、生雲丹、牡丹海老の4種類です。
なんといっても注目は「幻の魚」と呼ばれるイトウ。
阿寒湖に元々生息していた野生のイトウは絶滅したとされており、現在は養殖・放流されたイトウが生息しているのだそうです。
その希少な魚を、まさかお刺身でいただけるとは!
味は淡白でクセがなく、上品な美味しさです。
そして、我々夫婦が二人揃って感動したのがウニ。
正直なところ、これまでウニにはそれほど思い入れがありませんでした。
「ウニかぁ。まあ、好きでも嫌いでもないかな」
ぐらいの温度感だったのですが……。
これは絶品!
とろりととろけるクリーミーな食感に、口いっぱいに広がる濃厚な旨み。
私の知っているウニとは、まるで別物です。
今まで食べていたウニは一体何だったんだろう?
そう思ってしまうほど、印象が変わりました。

続いてはお鍋。
「道産めんめ 白味噌仕立て鄙の座風」です。
またしても耳慣れないお魚が登場しました。
「めんめって何?」と思っていたら、別名「キンキ」とのこと。
なるほど、それなら聞いたことがあります。
このめんめが、ほんのり甘味のある白味噌とよく合います。

火が通ってもプリッとした身は、脂が乗っていて旨みもたっぷり。
くたくたに煮えた白菜やネギ、しいたけも、主役に負けない美味しさです。
そして、しっかりとした食感の濃厚なお豆腐。
食べるほどにホッとする、癒やしの一品でした。

焼物は「キングサーモンの照り焼き」。
脂の乗った肉厚なキングサーモンは、シンプルな味付けだからこそ素材の美味しさが際立ちます。
そして、何気なく添えられた伽羅蕗まで抜かりない美味しさ。
今すぐお茶碗に山盛りの白米が欲しいところです。

続いての煮物は、
「蝦夷鮑と野菜の冷製煮物 胡麻酢 ゼリー寄せ」。
ごろっと存在感のある、贅沢な鮑です。
胡麻酢は、さっぱりとした胡麻ドレッシングのような風味。
野菜との相性も抜群です。
そして、主役の鮑は肉厚で、噛みしめるほどに濃厚な旨みが広がります。
なんとも幸せな一品。

強肴は「黒毛和牛ロースト 赤ワインと山葵の二色ソース」。
牛肉の濃厚な旨みに、コクのある赤ワインソースと山葵の爽やかな香りがよく合います。
添えられた野菜も、それぞれの甘味がギュッと凝縮された美味しさ。
北海道の大地の恵みを存分に感じられる一皿です。

そして、いよいよご飯もの。
釧路産秋刀魚の炊き込みご飯です。
お米の銘柄は、北海道産の「ふっくりんこ」とのこと。
秋刀魚といえば秋を代表する味覚。
北海道の秋を堪能するには、ぴったりの締めくくりですね。

ご飯の中にごろっと入った秋刀魚は、存在感抜群。
身はほろほろと柔らかく、皮はパリッと香ばしい。
これはもう、無限に食べ続けられそうです。
赤出汁のお味噌汁には、ほのかに山椒の香り。
お味噌汁に山椒って、なかなか良いかもしれません。
今度、家でも試してみようと思いました。
そして、脇役になりがちなお漬物も、これまた絶品。
特に長芋のお漬物は、シャキシャキとした歯応えがクセになる美味しさです。
最後まで抜かりのないお料理でした。

そして、デザートの時間です。
今回は誕生日と結婚25周年の記念旅行ということで、素敵なお祝いのプレートを用意してくださいました。
レモンチーズクリームのエクレア風デザートと、バニラマカロンです。
エクレア風デザートは、クリームがたっぷりで見た目にもボリューム満点。
でも、レモンチーズクリームの爽やかな酸味のおかげで、意外なほど軽やかに食べられます。
バニラマカロンは、サクッとした歯触りのあとに、しっとりとした食感。
口の中でシュワッと消えていく、なんとも儚い美味しさです。
北海道の旬の食材を存分に味わい、最後にはこんな素敵なお祝いまで。
記念旅行にふさわしい、素晴らしい夕食でした。

さて、お腹もいっぱいになったところで客室へ戻りましょう。
……と思ったら、帰り道がわからない。
あっちを曲がり、こっちを曲がり……。
迷路のような館内に、危うく迷子になるところでした。

無事にお部屋へ戻り、しばし休憩したあとはお風呂へ。
鄙の座には客室露天風呂のほか、大浴場と岩盤浴もあります。
岩盤浴も追加料金なしで利用できるのが嬉しいところ。
大浴場のアメニティには雪肌精が用意されていました。
さらに、脱衣場には牛乳とアクエリアスまで。
お風呂上がりに冷たい飲み物がいただけるのは、ありがたいですね。

そして、いよいよ就寝です。
ちなみに、こちらのお宿では就寝時に客室の防火扉を閉めるよう案内がありました。
この扉が、まるでお城の城門のような重厚さ。
閉めるときはボタンひとつで自動開閉。
開けるときは手動ですが、見た目ほど重くはなく、女性でも問題なく開けられます。
なんだか、お城の中で眠るような気分ですね。
それでは、翌朝の開門までおやすみなさい。

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