紅葉の奈良&京都旅行3日目 翠嵐ラグジュアリーコレクション京都宿泊記&ディナー

日本
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奈良から京都へ移動し、この日は京都で1泊の予定。
京都駅から宿泊するホテルのある嵐山へと向かいます。

ちなみに、嵐山の混雑具合。
地獄絵図のようです……。
街全体がライブハウスのような人口密度。

到着しました。
本日、宿泊するホテル「翠嵐 ラグジュアリーコレクション 京都」。
嵐山の喧噪のすぐそばにあるにも関わらず、
「結界でも張られてるのか?」
というくらい静謐な雰囲気で出迎えてくれます。

ホテルの美しいお庭を眺めながらチェックインです。
翠嵐京都は元々、川崎重工の創業者である川崎正蔵氏の別荘。
その名も「嵐山御殿」と呼ばれていた建物だそう。
川崎正蔵氏は美術収集家でもあったそうですから、その審美眼にかなったロケーションと建物の素晴らしさはお墨付き。

そしてお部屋!
広くて開放感のある部屋に、大きな窓。

ちょいと寒いですが、バルコニーでのんびり紅葉を楽しむこともできます。

中庭の風景。

色付く山々。

オシャレな洗面台。
洗面所とお部屋は扉で仕切ることができる仕様になっています。

アメニティはバイレード。
スウェーデンのフレグランスブランドです。
フレグランスブランドということもあり、どのアメニティもとても良い香り。

洗面所の隣には広めのバスタブ。

バスタブのお隣には個室タイプのシャワーブースが設けられています。

落ち着きのあるトイレ空間。

ミニバーも品揃えが豊富です。

スナックも盛りだくさん。

今回もありました、ネスプレッソ。
カプセルは4種類。
残念ながら、今回はネスプレッソを利用する機会はありませんでした。
フロントにも同じネスプレッソが設置されており、自由にコーヒーをいただくことができます。

お水は紙のボトル。
フロントには自由に持ち帰ることのできるペットボトルのお水も用意されていました。
ただ、硬水だったので若干クセのあるのど越し。

座り心地の良いソファとテーブル。

テーブルの上にはクッキーとおかきが用意されています。

あまりの快適さに
「部屋からでたくないなぁ」
と思いつつ館内を探索。
宿泊者専用の貸し切り露天風呂です。
1組45分、だいたい4,500円だったかな。
残念ながら内部を見ることはできませんでした。

チェックインをした受付ロビー。
金屏風です!
なんかよく分からないけどおめでたい。

受付もこの華やかさ。

館外に出ると美しいお庭。
お庭を眺めながらお食事をいただくことができます。

お庭にはテラス席もあり、大堰川と嵐山の美しい景色を眺めながらお酒などを楽しむことができます。

さらに茶寮「八翠」。
こちらは後ほど改めて訪れたいと思います。

ホテルのすぐそばから河川敷へ下りることができます。
ボートが大盛況。
「ぶつかったりしないのかな?」
とちょっと心配。

紅葉が見ごろ。
遠くの景色も、近くの景色も美しい。
人の混雑さえなければ、360度目に入る風景全てが美しい。

アラビカコーヒーはえげつない行列。
でも、日が傾いて川からの風が肌寒い頃合い。
「暖かいコーヒーがあれば幸せだろうな」
って気持ち、分かります。
とは言え、私はこの行列に並ぶ勇気はありません。

ずんずん歩いて、渡月橋までやって来ました。

「夕方になるとだいぶ人が減りますよ」
とのホテルの方のお話だったのですが……。
減ってるのかな?
人の流れもゆるゆると進んでいたので、多分減ってるんでしょうね。

人力車も大盛況のよう。

ホテルに戻ってきました。
17時以降、茶寮「八翠」でシャンパンのフリーフロー(飲み放題)サービスを受けることができるんです。

古民家のような趣のある素敵な空間。
テラス席もありましたが、寒かったので窓際のテーブル席へ案内してもらいました。

おつまみ。
ざらめのかかった黒豆が美味しくて、手が止まらない。
このあと17時半から夕食なのに。

お酒が飲めないのでノンアルコールのシャンパンを用意してもらいました。
アルコールは入ってなくても美味。
お代わりを固辞して夕食へと向かいます。

夕食をいただくのはホテルに併設されている和食レストラン「京 翠嵐」。
お庭に面した席をあらかじめお願いしておきました。

外は真っ暗で、美しいお庭というより、幻想的な景色を眺めるといった感じ。

ゆずスカッシュと柚子と紫蘇のモクテル。
ゆずは想像通りの爽やかさ。
モクテルは紫蘇の風味強めで、飲むほどにハマる味。

まずはフォアグラ。
盛り付けもオシャレです。
濃厚だけどしつこくない後味で、安定の美味しさ。

ひきじのキッシュに鮑、さらにその上にブルーチーズが乗っている。
摩訶不思議な料理。
味の想像が全く付かないのですが、食べてみてビックリ。
めちゃめちゃ美味しい。
ひじきと鮑の磯の香りに、ふんわりと後味に残るブルーチーズがめちゃめちゃ合う。
いつまでも余韻に浸っていたい美味しさです。

お吸い物は鳥獣戯画のお椀。
ユーモラスなイラストはいつ見ても癒やされます。

お吸い物と、軽くあなどっていましたが空けてビックリ。
蟹のしんじょデカい!
水面(?)からはみ出てますよ。
でもね、美味しいのはしんじょだけじゃありません。
「出汁だけでも満足できるのでは?」
ってくらい出汁が美味しい。
上品な味と香りで、出汁の偉大さ、奥深さを実感しました。

続いてはお造り。
魚は甘鯛です。
塩、醤油、オリーブオイルの3種類で食べることができます。
個人的にはオリーブオイル×塩で食べるのがお気に入りでした。
カルパッチョっぽくて、魚の旨味をぎゅぎゅっと感じます。
あと、ウニってこんなに美味しいんだな、と改めて実感。

そして、衝撃的に美味しかったのがこの雲子のアヒージョ。
雲子というのは白子のことです。
(京都では雲子と呼ばれているらしい)
雲子のぷりぷり食感に、オリーブオイルとそこに混ぜてあるソーセージの塩味が絶品。
夢中でバゲットにオイルを浸して食べ尽くしました。
バゲットもほんのりトマト風味に味付けされていて、これがまたオリーブオイルとの相性が最高。

続いてホタテのお寿司とあられ揚げ。
ぷりっぷり。
噛みしめるとホタテの甘味と旨味が口の中いっぱいに広がります。
あられ揚げは、サクッとろっとした食感で、お寿司とはまた違った美味しさ。
紫蘇の香りの大根おろしと相性抜群です。

ホタテに続いて、カブの包み蒸し。
別添の白味噌とシャンパンのソースを混ぜていただきます。

とろんと柔らかく火が通ったカブ。
松茸と生麩も良い仕事してます。
ホッと心落ち着くカブの甘味。
白味噌ソースの上品な甘味と香り。
癒やしの一皿です。

紫蘇とハイビスカス、葡萄のソルベ。
葡萄の香りにハイビスカスの酸味がさっぱり美味しい。
後味は紫蘇の香り。

メイン料理、和牛のステーキです。
海老芋にオマール海老と海老づくし(海老芋はエビではないけど)。
肉味噌のようなものはXO醤。
「XO醤は無くても良いのでは?」
と思ったのですが、XO醤がこれまたお肉に合う。
当たり前ですが、プロのセンスってスゴイ。

〆は生姜ご飯のおにぎりにすっぽんのお吸い物。
これは絶対にお茶漬けにするしかない組み合わせ。
生姜風味のさっぱりおにぎりに、すっぽんのとろりとした(コラーゲン!)滋味深いスープが絶品。
これは体に染み渡ります。

スモークに包まれて登場したのは富有柿。
ちょうどシーズンまっただ中でしょうか。
奈良でも食べた記憶。
コリッとした歯ごたえに、口いっぱいに広がる甘味。
無限に食べられそうです。
何よりも、富有柿って名前が縁起良さそげで良い。

甘味はクリームブリュレ。
少しお行儀が悪いですが、底からぐにぐにとかき混ぜます。
卵の濃厚な風味に、カラメルソースのほろ苦さ。
絶対に美味しいに決まってる。
独創的なお料理も多いのですが、ここぞ!というメニューは外しすぎないところが嬉しい。

最後に、オシャレな容器で登場したのはカカオでコーティングしたカシューナッツ。
上にハーブティーを注いでいただきます。
カカオ風味のカシューナッツは、ほろ苦くて軽い味わい。
ほんのりと甘味のあるハーブティーも、満腹なお腹には嬉しい。
コーヒーのように主張しすぎないので、お食事の美味しさの余韻に浸ることができます。

腹ごなしにちょいと周辺を散歩。
ホテルから山をライトアップしてるのですが、何やら不気味な写真が撮れてしまいました。

お部屋に戻るとターンダウンサービスが終了していました。

DARI.Kのスイーツ。
お腹満々だけど、嬉しい。
もちろん今食べるワケじゃないですよ(さすがに)。

お部屋から素敵な夜紅葉を眺めながら、おやすみなさい。

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