閉城間近の広島城見学の旅

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2026年3月に広島城が閉城。
その後、どのように再建されるか未定。
とのニュースを目にし、
「これは見ておかねば!」
と広島旅行を計画。

まずは京都駅構内のスタバで朝食。
テイクアウトのお客さんが意外と多く、すんなりと座席をゲットすることができました。

博多行きののぞみに乗車。

京都から約1時間36分で広島駅に到着。
近い!

広島といえば路面電車。
広島駅から路面電車で広島城まで向かいます。
路面電車の乗り場が駅2階にあるのが不思議な感じです。
路面電車にはさまざまなラッピングがしてあってこれがまた面白い。
広島カープ電車やサンフレッチェ電車もあり、どんな電車に乗れるかちょっとワクワクします。

今回はスタンダードなデザイン。

広島城の最寄駅である紙屋町東で下車。
城下町の名残を感じさせる駅名です。

到着しました。
広島城です。

二の丸表御門です。
平成3年(1991年)に復元されたものとのこと。

城門をくぐると大菊花展が展示されていましたが、1輪も咲いておらず……。
この日は最高気温28度。
10月中旬とは思えない暑さでした。
菊が開花するには暑すぎますね。

二の丸復元跡は無料で入場可能。

鯱です。

狭間から敵の侵入を防ぎます。

天守へGO!と行きたいところですが、まずは腹ごしらえ。
三の丸八昌でお好み焼きをいただきます。
カリッと焼き上げた焼きそばに、クタッと火が通って甘味が増したキャベツが最高に美味しい。

広島大集合!!!

今回はボランティアガイドさんに案内をお願いしました。

早速、広島城絶景スポットへご案内。

この景色も、もうしばらくすると見られなくなると思うと、もったいないですね。

石垣はさまざまな年代のものが混在しているとのこと。

二の丸表御門に戻ってきました。

石が赤っぽく変色しているのは、原爆で焼けた名残だそうです。

厩跡地。
礎石跡を見ると、馬がすっぽり収まるサイズに仕切られていたことがわかります。

被爆したユーカリの木。
ユーカリは本来まっすぐ立っているそうなのですが、こちらのユーカリはうねうねしています。
このうねうねも原爆の影響なのだとか。

広島城は別名「鯉城」。
ということで、お堀には錦鯉が泳いでいます。
広島カープの名前の由来でもあります。

お城のすぐそばにはサンフレッチェ広島のホームスタジアム「エディオンピースウイング広島」が見えています。

中御門跡です。
真ん中の存在感のある石は、広島城で最も大きな石垣の石とのこと。

枡形を突破し、天守を目指します。

護国神社の手前にある旧中国軍管区司令防空作戦室跡。
比治山女学校の学生が学徒動員で勤務していたそうです。
原爆投下の第一報もここから発信されたとのこと。
現在は閉鎖されていて入ることはできません。

ピントが合っておらずわかりにくいですが、半地下になっています。
半地下だったため、爆心地の近くでありながらも中の人は無事だったそうです。

続いて、護国神社。

広島カープが毎年必勝祈願に訪れる神社でもあります。

本殿には昇鯉の像。
昇り鯉は縁起が良いと言われていますからね。
しっかり撫でてきました。

反対側には双鯉の像。
2匹の鯉の像です。
こちらもナデナデ。

ちなみにこの広島城、城内にタクシーが停車していてビックリしました。
帰りにタクシーの運転手さんにお伺いしたところ、
「神社参拝の送迎であれば車の乗り入れ可能なんですよ。お城見学って言っちゃダメですよ」
とのこと。
「でも、神社に参拝したらお城にも行きますからね~」
だそうです。

そしてここにもまた被爆したクロガネモチの木。
植物の生命力の強さに改めて驚かされます。

広島が一時的に日本の首都だったことを表す大本営跡地。
明治天皇が実際にこちらで執務にあたられていたそうです。

さらに近くには昭憲皇太后の後座所跡。

見えてきました天守です。
木造っぽい見た目ですが鉄筋コンクリート製です。

さっそく天守に入っていきます。

広島城のゆるキャラ「しろうニャ」さんです。
耳が千鳥破風を兼ねています。

内部は博物館になっており、さまざまな展示を見ることができます。
展示物は広島城が閉城後、現在建設中の三の丸博物館に移すそうです。

天守最上階から。
ものすごーくわかりにくいけれど原爆ドームも見えます。

天守を下り、広島城を後にします。
おそらくこの姿の天守を目にすることはもうないかと思われます。
そう思うと、少し寂しいですね。
一方でどのような姿の天守が再建されるのか、楽しみでもあります。
そして、新天守が再建されたらまた必ず広島城を訪れたいです。
あと、今回見逃した「福島正則の崩れた石垣」のリベンジを果たしたいです。

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