ダイヤモンドプリンセス乗船記4日目(台湾・台北&基隆観光)

クルーズ
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ダイヤモンドプリンセスでのクルーズ4日目。

神戸から沖縄までは2日かけてゆるゆると来たのですが、沖縄から台湾まではたった一晩。

台湾って日本から近いんだなぁ、としみじみ実感。

今日停泊するのは台湾北部の基隆港。

台北まで電車で40分ほどの場所です。

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基隆港への入港予定時刻は9時ということで、船はまだ航行中。

船からの朝日が見たかったのですが、すっかり日が昇っていますね……。

内側の部屋だと窓が無く、日が昇ってても分からないのが最大のデメリットでしょうか。

その一方で、部屋が真っ暗になるのでぐっすり眠ることができます。

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朝ご飯はダイニングレストランでいただくことにしました。

オレンジジュースを注文。

ちょっと薄い。

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席に着くと「和食ならスグに用意できますよ。でも洋食は時間がかかります」とナゾの和食押し。

「あら、じゃあ私は和食にするわ」。

「私も和食」「僕も和食」「和食」「和食」「和食」……。

「ええ、僕も和食にします(本当は洋食が食べたかったけど)」。

朝食のダイニングレストランは基本的に相席。

しかも、周りは自分の親世代ぐらいの人たちばかりなんですね。

2日目にも書きましたが、洋食を頼むと同じテーブルの和食を注文した人を待たせてしまうんです。

小心者の僕は気を使って、つい周りに合わせてしまいます。

と言っても、知らない人と相席で気を使うわー、食べた気がしないわ―、ということは全くありません。

基本的にクルーズ好きの方たちばかりなので、あっという間に打ち解けて、話に花が咲きます。

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私、こんな小さなサンマ生まれて初めて見たわ。

と、クルーズ船で知り合った御婦人が驚愕していたサンマの塩焼き。

小さいので食べやすくて朝ご飯にはちょうど良いサイズです。

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定食のお味噌汁って味が濃すぎることが多いのですが、そんなことはありません。

程良い薄さで、僕好みの味です。

具もわかめとシンプルなところも嬉しい。

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副菜のひじきもスーパーのお惣菜的な塩辛さがありません。

家で作ったひじきの煮物のような素朴な味です。

クルーズ船でこんな本格的な和朝食が食べられるなんてビックリ。

最初は「パンが食べたかったのに……」と思いましたが、和食を頼んで正解だったかもしれません。

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ご飯はちょっと柔らかめかな。

個人的にはもうちょっと硬めの方が好みです。

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デザートもセットです。

スイカとオレンジにパイナップル。

だいぶ熟れてきたかな。

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ムービーズ・アンダー・ザ・スターズではラジオ体操が行われていました。

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基隆港が近づいてきました。

沖縄が梅雨ということで、台湾のお天気もちょっと怪しげ。

港から街がすごく近く、散策したら楽しそうです。

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山腹には「KEELUNG」の文字。

「HOLLYWOOD」みたいでカッコイイ。

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下船すると、港にはずらりと並んだオプショナルツアーの観光バス。

僕たちはオプショナルツアーには参加せず、個人で台北まで観光に行く予定です。

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歩いて駅まで向かいます。

周りには僕たちと同じようにクルーズの乗客と思われる人もちらほら。

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基隆駅に到着。

港からのんびり歩いて10分~15分といったところでしょうか。

途中、歩道橋の上り下りがあるので意外とハードです。

それにしてもポップなデザインの駅ですね。

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さらに駅構内を移動します。

駅改装中とかなんとかで、えらく遠くまで歩かされました。

バリアフリーな日本の生ぬるい環境に慣れた軟弱な僕にはなかなかツライ。

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無事に台北行き列車の乗り場に到着。

南海電車みたいなカラーリングです。

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乗車前にセブンイレブンで購入したミネラルウォーター。

台湾のアイドル???

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車窓からの風景。

基隆港に停泊した時点ではどんよりと曇っていましたが、少し晴れてきました。

頑張れ。

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台北に到着。

のんびりと電車に乗って、だいたい1時間かからないくらいです。

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ここからさらに、隻連駅まで移動します。

地下鉄の移動は切符では無くトークンを購入。

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隻連駅に到着、ここから歩いて目的地へと向かいます。

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隻連駅近くの市場。

わやわやとした雰囲気がアジアっぽくて良い感じです。

しかし目的地はここではありません。

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到着しました、冰讃です。

台湾に来たら絶対に食べたい、この時期しか食べられないマンゴーかき氷を食べに来ました。

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店内にどどどんと積まれたマンゴーの箱。

その場でカットして作ってくれるという贅沢なもの。

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ふわふわマンゴーかき氷です。

ずっしりたっぷりマンゴーが乗って、お値段はなんと120元。

1元がだいたい日本円で4円なので、500円以下。

毎日でも食べたいくらいです。

ちなみに、台湾の食事の物価がだいたい日本の1/4程度なので、日本で食べると約2,000円。

切ないですね……。

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さらに冰讃から歩いて20秒程の場所にある魯肉飯のお店。

先ほどの冰讃が日本人率約100%だったのに対して、こちらの魯肉飯のお店は地元の台湾人率100%。

しかも、店先に行列ができています。

皆さんお弁当を買いに来られた方のようで、店内で食べると言ったところすんなりと入ることが出来ました。

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お目当ての魯肉飯。

お肉がたっぷり乗っています。

八角の香りがやや強めで、観光客ずれしていない味付けです。

でもなぜか日本語のメニューは用意されていました。

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そして、このお店の一押しメニューっぽい、猪肉(中国語では豚肉の意味)の紅麹なんちゃら。

魯肉飯の美味しさも大満足だったのですが、この豚肉がめちゃめちゃ衝撃の美味しさでした。

なんか見た目は微妙なトンカツみたいなのですが、ちょっとスパイシー、だけどクセが無い。

パリパリとした衣と甘辛いタレでお箸が止まらないくらい美味しい。

豪快に乗せられたショウガとものすごく合うんです。

「台湾に来たら食べるべきものリスト」にまた一つ新しい料理が増えました。

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魯肉飯でお腹を満たしたら、次のお店へと向かいます。

相変わらずすごいバイクの量です。

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3つ目の目的地、古早味豆花です。

豆腐のデザート豆花(トウファ)をいただきます。

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トッピングは緑豆、ハトムギ、茹でピーナッツなどなど、デザートだけどヘルシーなのが嬉しいですね。

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豆腐は絹ごし豆腐をさらにツルツルになめらかにしたような感じ。

甘くない杏仁豆腐といったところでしょうか。

そこに甘いシロップをたっぷりかけていただきます。

トッピングにはタロイモを選びました。

甘いシロップとお豆腐のサッパリ感が美味しい。

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続いてやってきたのはカルフール。

都会の台北で買い物を済ませておきます。

店内の飲食店は回転ずし、うどん、ラーメン、トンカツなど日本食レストランばかり。

さすがに、台湾で日本食レストランには行きませんでしたよ。

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「外資系スーパーマーケットなんて行ってもなぁ……」と思っていましたが、意外と台湾のローカル商品が多く揃っています。

パイナップルケーキやお茶など台湾土産の定番も、豊富な品ぞろえでした。

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買い物を済ませたら基隆へと戻ります。

最終乗船時間は午後5時30分ですが余裕を持って船には乗船しておきたいですからね。

地下鉄の券売機は日本語表示もある優れもの。

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トークンはICカードのようにタッチすると改札が開きます。

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駅構内は上りしかエスカレーターがありません。

「下りだからラクでしょ?」ってことなのかな?

いやいや、下りだって大変だと思うよ。

海外に行ってしみじみと実感するのは、日本のインフラは至れり尽くせりということ。

過保護すぎるインフラがかえって健康寿命を短くしてない?という気がしなくもありません。

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電車を乗り換えます。

海外の公共交通機関ってなかなか難易度が高いのですが、台湾はかなり使いやすい。

電車などの車内が清潔、乗客のマナーが良い、さらに時間に正確。

日本にいたら「そんなの当たり前」と思うコトが、海外に来るとめちゃめちゃありがたいんですね。

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基隆に帰って来ました。

ビルに紛れてダイヤモンドプリンセスが見えています。

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まだ最終乗船時間まではかなりあるので、基隆の街を散策します。

大都会の台北と違って、ごちゃごちゃっとした感じが台湾や香港などのアジアの街並みっぽい雰囲気です。

KFCの赤い看板も何となく、街の雰囲気に溶け込んでいるような気がしなくもありません。

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実は基隆で来たかったのが「李鵠餅店」。

基隆でしか買えないパイナップルケーキなんだそうです。

ほろほろとしたショートブレッドのような軽い食感で、中の餡も甘さ控えめ。

「台湾土産にパイナップルケーキはもう飽きた」という人でも、このパイナップルケーキならきっと気に入るはず。

お土産にどっさりどっさり買って帰りたいところですが、残念ながら賞味期限がやや短め。

台北に来たら、わざわざ足を伸ばしてでも買いに来たいパイナップルケーキです。

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台北程の規模ではありませんが、基隆の街にも夕方になると夜市が開かれるとのこと。

まだ夕方ではありませんがちらほらと屋台が立ち並び始めました。

残念ながら5時半には船に戻らなくてはいけないので、夜市をガッツリ堪能する時間は無さそうです。

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それでも諦めきれずに購入した猪肉餡餅。

パリッと焼き上げた豚まんといったところでしょうか。

薄いパン生地に包んで焼いた餃子のような感じです。

焼き立て熱々で、美味しくないワケがありません。

あれも食べたい、これも食べたいと思う気持ちをグッと我慢して、船へと戻ります。

船によっては出港時間が深夜に設定されている場合もあります。

その場合は、船内での食事をパスして現地で料理を楽しむことも可能です。

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基隆港へと戻って来ました。

やはり日本も台湾も港はがら~んとしていて何もありません。

乗船前にコンビニで2Lのミネラルウォーターを購入しておきます。

クルーズ慣れした方だと「日本から2Lのミネラルウォーターを4本持参してきた」という人も。

クルーズ船にミネラルウォーターを持ち込むのは常識なのかな。

でも、海外発着だとなかなか難しいですよね。

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船から見えていて気になったけど結局行けなかった巨大観音像。

今回は基隆をほとんどスル―して台北に行きましたが、基隆をじっくり探索しても楽しそうです。

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船は基隆港を離れて行きます。

那覇に続き、慌ただしい観光でした。

船の中で毎日豪華な食事を食べていたら太りそう。

と思っていましたが、それ以上に観光で歩くので意外とプラマイゼロです。

ちなみにクルーズ常連の方によると「船から下りたら自然と元にもどるから、好きなだけ食べればいいのよ」とのこと。

その言葉を信じたいと思います。

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先ほど夜市でつまみ食いをしましたが、夕食をいただきます。

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前菜の貝柱とエビのカクテル。

パッションフルーツのドレッシングがかかっています。

ぷりぷりとしたエビと甘酸っぱいドレッシングが後を引く美味しさです。

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もう一つの前菜はシンガポール風牛串焼きです。

メインではありません。

前菜です。

気のせいか、東南アジアを意識したメニューのような気もします。

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サラダは緑野菜・ネギ・キャベツのコールスローサラダ。

多分、ネギは玉ねぎのことだと思います。

呪文のような野菜が並んでいた先日までのサラダと比べると、緑野菜と何やら丸い表現です。

「余ってる葉っぱを入れちゃえ」ってことでしょうか。

呪文野菜も緑野菜も美味しさに変わりは無いので、全然問題ありません。

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スープはマンゴーと洋ナシの冷製スープです。

ジュースではありません。

スープです。

味はスープというよりもジュースです。

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メインはサンフランシスコ風チョッピーノシーフードシチューです。

テーブルでパイを切ってくれます。

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濃厚、具だくさんで、食べ応え満点のシーフードシチューです。

パイと一緒に食べると、かなりボリュームがあります。

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メイン2つ目は豚カツです。

カツは薄めで、豚カツというよりもミラノ風カツレツのようです。

薄くて柔らかいので、ご年配の方でも美味しくいただけるのではないでしょうか。

ソースはばっちり豚カツソースです。

パンでは無くほかほかの白ご飯でわしわし食べたい。

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チョコレートジャーニーは、アイスにチョコをかけたもの。

アイスの下はダクワーズのような柔らかいクッキー生地だったと思います。

アイスの甘さとチョコのほろ苦さがたまらない美味しさです。

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デザートその2は、バニラアイスクリーム。

ソースが複数種類から選べるのですが、今回はパッションフルーツを選択。

が、これがめちゃめちゃ甘い。

そして、アイス一すくいがデカイ。

かなり食べ応え満点のアイスでした。

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夕食を終えてアトリウムに向かうとマジックショーを行っていました。

マジックは言葉が通じなくても分かるので、全世界共通で楽しめるのが良いですね。

そして、間近で見てもさっぱりトリックが分からない。

本当にスゴイです。

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そして、プリンセスシアターでは社交ダンスショー。

前日にアトリウムでデモンストレーションを行っていた社交ダンスチャンピオンの二人です。

「社交ダンスってこんな激しいダンスだったっけ?」というくらい、迫力満点のショーです。

社交ダンスのことを全く知らない僕でも、時間を忘れて見入ってしまうくらい素晴らしいショーでした。

 

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