連泊でも違う献立!2泊目の夕食がスタート
フロントラウンジでのんびり過ごしているうちに、そろそろ夕食の時間です。
今夜も昨日と同じ個室ダイニングへ。
鄙の座では、連泊の場合は毎日異なる献立を用意してくれるそうです。
昨日の夕食も大満足でしたが、今夜はどんなお料理が登場するのでしょうか。

まずは前菜。
・蟹の内子蒸し
・鮭とイクラの醤油漬け
・斜里産山女魚と蕗の炊き合わせ
どれも美味しいのですが、特に気に入ったのが鮭とイクラの醤油漬け。
今朝の朝食以来、すっかりイクラの虜です。
昨日までの「イクラって、そんなに美味しいもの?」という認識は、どこへやら。
北海道のイクラ、恐るべし。

ちなみに、鄙の座では夕食時のドリンクも、一部のメニューを除いて宿泊料金に含まれています。
ということで、今夜もノンアルコールワインを注文しました。
まずは「フルーティーウィークエンド」のナイアガラ&ポートランド。
ナイアガラとポートランド、2種類のブドウを使用したノンアルコールワインです。
甘口とのことでしたが、ブドウ本来の爽やかな甘味が感じられ、後味も軽やか。
「ブドウジュースのような甘さだったら、ちょっと重いな」
と心配していたのですが、これは頼んで正解でした。

もうひとつは、同じくフルーティーウィークエンドのキャンベルアーリー。
こちらは甘味だけでなく、酸味や渋味も感じられる、少し複雑な味わい。
まさにアルコールの入っていないワインを飲んでいるかのような本格的な風味です。
同じシリーズでも、こんなに味が違うんですね。
お造りに合鴨せいろ蕎麦。今夜も北海道の味覚が満載

続いてはお造りです。
本鮪、帆立貝、虹鱒、牡丹海老の4種類。
牡丹海老が甘い。帆立も甘い。
というより、魚介全般、素材そのものの味が濃いんですよね。
口の中に広がる旨みの強さに、ただただ感動です。
これはもう、1週間も滞在すれば、すべての肉派を魚派に変えられるくらいの威力があるのではないでしょうか。

そして、なんとここでお蕎麦が登場。
合鴨のせいろ蕎麦です。
上品な蕎麦の香りに、甘辛いつけ汁と合鴨の旨み。
これまで魚介料理が続いていたところに、温かみのある出汁の風味がなんとも心地よい。
ホッと心が安らぐ美味しさです。
ああ、蕎麦湯も欲しくなりますね。
黒毛和牛のしゃぶしゃぶと目抜の柚庵焼き

そして、今夜のメインはお鍋。
北海道産黒毛和牛のしゃぶしゃぶです。
昨日の夕食では黒毛和牛のローストをいただきましたが、今日はしゃぶしゃぶ。
同じ牛肉でも、調理方法が変わると楽しみ方も変わりますね。
つい先ほど、魚派に傾きつつあった私ですが、やはりお肉は偉大。

しゃぶしゃぶしている最中からもうこれは美味しいお肉確定です。
熱いお出汁にさっとくぐらせると、くしゅっと縮むお肉。
繊細な柔らかさなのに、しっかりと主張するお肉の旨味。
胡麻だれは深みのある贅沢な味わい。
ポン酢はさっぱりと軽やか。
胡麻だれ、ポン酢を交互に繰り返して、無限に食べられそうです。
そして、連日の豪華料理で少々お疲れ気味の胃袋には、温かいお鍋がなんともありがたい。
やっぱり、お鍋っていいですね。

お鍋に続いて登場したのは、目抜(メヌケ)の柚庵焼き。
目抜とは、カサゴの仲間に分類される深海魚の総称なのだそうです。
初めて聞く名前のお魚。
しかも、目の前に運ばれてきたのは、思いのほか小ぶりな一切れ。
「しかし、ちょっと量が少ないか?」
と内心思ってしまったのですが……。
食べてみて納得。
脂が乗ったむっちりとした身に、ぷるんと弾力のある皮。
ひと口の満足感がすごい!
魚というより、お肉を食べているかのような濃厚さです。
なるほど、このサイズで大正解でした。
さっぱりとした酢取り茗荷が添えられているのも納得。
濃厚な旨みのあとに、口の中をすっきりさせてくれます。

続いての止肴は、タラバ蟹のサラダ仕立て。
お料理も終盤に差しかかり、ここでサラダが登場するとは。
連日の豪華料理で、そろそろ胃袋もお疲れ気味。
内緒ですが、昼間にはおはぎを2個半も食べています。
そんなところに、さっぱりとした一皿が登場するのはありがたいですね。
……と思ったら、こちらのサラダ。
タラバ蟹が盛り盛りです。
サラダというより「タラバ蟹に生野菜を添えました」といった感じ。
どこまでも豪華なお料理が続きます。
五目ご飯とデザート。そして阿寒湖最後の夜

そして、最後は五目ご飯です。
ごぼうがたっぷり入った、秋らしい一品。
お米は昨夜と同じく、北海道産の「ふっくりんこ」です。
このお米がまた、絶品なんですよね。

ふっくら炊き上がったご飯に、具材の旨みがしっかり染み込んでいます。
これが序盤に出てきたら、ご飯を3杯はおかわりしてしまいそう。
ちなみに、
「このあと、夜10時ごろからフロントでお夜食も用意しております」
とのこと。
食べたい。
食べたいけれど、たぶんもう入らない。

最後のデザートは、黒糖わらび餅とバニラアイスです。
器も凝っていて、見た目にも美しい一品。
「いや~、もう無理だね。何も入らないよ」
などと言っていたのに、デザートはペロリ。
我ながら、胃袋の仕組みがよくわかりません。
今日も北海道の美味しいものを存分に堪能しました。
1泊目とは異なる献立で、2日続けて飽きることなく楽しめた夕食。
連泊して本当に良かったと思える、素晴らしいお料理でした。
ごちそうさまでした。

さて、夕食のあとはお部屋へ戻り、客室露天風呂へ。
お風呂から眺める阿寒湖は、今夜も吸い込まれそうなほどの真っ暗闇です。
都会では、なかなかここまで光のない風景を目にすることはありません。
静けさに包まれて、今日も闇風呂を満喫。
名残惜しいですが、明日はもうチェックアウトです。
それでは、おやすみなさい。
