有馬温泉「中の坊瑞苑」で温泉と美食を満喫|1泊2日宿泊記【2026】

日本
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昨年、有馬温泉 中の坊瑞苑を1泊2日で訪れました。
温泉、グルメ、旅館、どれをとっても最高の旅。
「あれは本当に良かった」
一緒に訪れた母にも大好評で、喜んでもらえた様子。
そこで
「そんなに満足してもらえたなら」
と、今年も有馬温泉 中の坊瑞苑を訪れることに。

旅の出発地JR宝塚駅に到着。
有馬温泉は宝塚駅から路線バス1本で行くことが可能。
アクセスの良さも大きな魅力です。

バスに乗ること約1時間。
有馬温泉に到着しました。
宿泊予定の中の坊瑞苑は、終点の有馬温泉太閤橋から歩いてすぐ。
始発(宝塚駅)から終点(有馬温泉太閤橋)なので、
「え?どこで降りるんだっけ?」
と焦る心配がないのも嬉しいですね。

宿泊予定の中の坊瑞苑はバス停から見える距離ですが、お願いすれば送迎もしてもらえるそうです。
天気も良く、チェックイン時間までまだ少しあるので、ぼちぼち歩いて向かうことにしました。

新緑まぶしい川のせせらぎを眺めたり……。

ねね様の像を眺めながらのんびり歩いていると、到着です。

チェックイン時間の14:00よりも若干早く到着しましたが、案内してもらえることに。
館内ロビーは上品なお香の香りがただよっており、落ち着いた雰囲気。
ホテルに一歩足を踏み入れると、ここだけ時間の流れが遅くなったかのような錯覚を覚えます。

煎茶とお茶菓子をいただきながらしばし休憩。
飲み物は抹茶と煎茶から選ぶことができます。

お部屋は昨年と同じ客室露天風呂付き和モダンのお部屋。
「去年は5階のお部屋やったけど、今年は6階やねぇ」
と母の記憶力にビックリ。
あと、
「作務衣と浴衣のサイズは昨年と同じMサイズでご用意しております」
との旅館の対応にもビックリ。
そんな情報が記録に残っているんですね。

お部屋は広くて明るくて窓から見える緑が眩しい。
なんとも居心地の良い空間。
「滞在中ずっとこの部屋から出なくても良いくらいやね」
母と二人、意見が一致しました。

和モダンのお部屋なので、ベッドが用意されています。
いつでもベッドにごろんと横になれる贅沢。
このために和室ではなく和モダンのお部屋を選びました。

入り口を入ったすぐ隣にはトイレ。
手洗いがあり、使い捨てのペーパータオルも常備されています。
衛生的な配慮が嬉しいですね。

トイレの隣には洗面所と脱衣所。
こちらも広くてとても快適。

アメニティも一通り揃っているので、化粧品や歯磨き粉などにこだわりがなければ手ぶらでも大丈夫です。

ロクシタンのシャンプー、コンディショナーに固形石鹸。

クレンジング、洗顔、化粧水に乳液はポーラのIUGEN(イウゲン)。
ホテルアメニティの最高峰ブランドだそうです。

バスローブとバスタオルも十分な枚数が用意されています。
夕食前にお風呂に入ったところ、ターンダウンの際には新しいバスタオルが補充されていました。
細やかな心遣いが嬉しいですね。

今回泊まったお部屋は内風呂はなく、シャワーブースのみ。
シャワーブースに備えられたボディソープ、シャンプー、コンディショナーはミキモト。
ロクシタンとミキモトの2種類のシャンプーを使い比べることができます。

そして客室露天風呂。
有馬温泉は無色透明の銀泉と赤褐色の金泉の2種類の温泉が楽しめます。
私たちの部屋のお風呂は金泉。
お湯は循環しているので24時間いつでも入ることができます。

続いてお部屋。
テーブルにはお茶菓子とミネラルウォーターが用意されています。
お部屋のドリンクは全て無料とのこと。

ということで冷蔵庫の中をチェック。
おーい、お茶にポカリスウェット、スムージも2本用意されています。
お風呂上がりに飲むと良さそうです。
あとは氷結とビールがそれぞれ2本ありました。
残念ながら母も私もアルコールは苦手。
こちらは飲めそうにありません。

そしてネスプレッソにお湯、冷水も用意されていました。
緑茶とほうじ茶はティーバッグではなく茶葉。
贅沢な時間が過ごせそうです。

山が近くて新緑が眩しい。
内心
「しまった。去年も5月で今年も同じ5月だ。せめて季節を変えれば良かった」
と思ったのですが、やはり5月の爽やかな気候は旅行に最適。
一方で、
「これは秋に紅葉が色づくと素晴らしい景色だろうな」
とも感じました。
何しろ、あの豊臣秀吉が「いくら見ていても飽きない」と絶賛されたそうですから。

お部屋を出て向かったのは、大浴場。
え?いきなりお風呂?
部屋に露天風呂があるのに?

目的は枕。
自分好みの枕をお部屋の用紙に書いておけば、その枕を用意してもらえます。
そば殻と半そば殻、パイプ枕と低反発枕から選択可能。
とはいえ、実際に枕の硬さや大きさ、感触を確かめておきたいところです。
ということで、枕の見本が置かれている大浴場のフロアへ。
特に希望がなければ羽枕が用意されます。

大浴場の出入り口そばにはくつろぎスペース。
なぜか、けん玉も置いてあります。
窓から入ってくる風が心地よくて、
「ちょっと休憩」
と座ったら、ああ、時間が溶ける。

さらに湯上がりにフリードリンクも用意されています。
ちなみに、脱衣所にも水素水のウォーターサーバーが置いてありました。

後ろ髪引かれる思いで1階へ。
1階のラウンジではお庭を眺めながらのんびりコーヒーをいただくことができます。
セルフサービスで宿泊客は無料で利用可能。
このラウンジが、最高に居心地が良くて、親子共々すっかりお気に入りです。
「到着したら、まずはラウンジだね」
と道中、バスの中であらかじめ計画しておりました。

飲み物はコーヒーにジュース、ティーバッグの紅茶やフレーバーティーなどが用意されています。

アップルジュースにジンジャーピーチジュース、オレンジジュースの3種類。

クッキーも用意されています。
えー、どれにしようかな?
と選んだ2枚のクッキーが母娘まったく同じ種類でビックリ。

美味しいコーヒーとクッキーをいただきます。
上質なカップ&ソーサーでいただくコーヒーは美味しさも倍増です。

ちなみに、中の坊瑞苑はモナコ公国のグレース・ケリー公妃がお忍びで訪れた場所だそうです。
そして、公妃が特に気に入られた場所が庭園だったのだとか。
素晴らしい庭園を眺めながら、上質な空間でいただく美味しいコーヒー。
プリンセスは恐れ多いですが、貴婦人にでもなった気分に浸れます。

ラウンジで優雅な時間を過ごして、部屋に戻っても夕食までまだ時間があります。
となると、これは温泉に入るしかありません。
お風呂は熱すぎずぬるすぎずちょうど良い湯加減。
お湯は少しザラっとした感触で、入りたては肌が少しピリピリします。
なんでも、有馬温泉の金泉の塩分濃度は約6%。
海水の約1.5~2倍だそうです。
そして、ほのかに漂う鉄とイオウの香り。
「ああ、温泉だ~」
と実感することができます。
何よりも感動するのは湯上がり。
お風呂に入っている時よりも、湯船からあがってからの方が体が内側からポカポカ感じます。
肌はサラサラしているのにしっとり。
さすがは「日本三大名湯」の一つです。

温泉に入り、のんびりしていると夕食の時間です。
夕食は個室ダイニング。
案内されたのは、ラウンジのような落ち着いた部屋。

目の前は緑が眩しいお庭。
素敵な景色を眺めながらのお食事です。

「お酒は飲めない」
とあらかじめ伝えておいたので、食前酒の代わりにラ・フランスのジュース。
とろりと濃厚な甘さです。
旬彩は
・明日葉の胡麻和え
・香住蟹、ラディッシュ、大根の美味酢漬け
・若草和え
・小鮎煮
・カステラ玉子
・スナップエンドウの独活味噌添え
初夏を感じさせるメニューでありながら、「蟹も食べられるなんて!」と感激。
明日葉は初めて食べましたが、クセがなくて食べやすい。

続いて腕物。
新緑烏賊真丈、順菜、豆蕪、大根人参、菜の花とのこと。
まず、お椀の美しさに目を奪われます。
お椀の絵柄は有馬六景を描いたもの。
と言われても、わかりませんよねぇ。

蓋を取ると答えが書いてあります。
鼓滝松風とのこと。
と、答えを聞いても
「へぇ」
で終わってしまうのが、なんとも切ない。
さて、お吸い物はふわふわの烏賊真丈。
烏賊の香りに上品な出汁の風味が相性抜群です。
さらにつるんとした食感の順菜が程よいアクセント。
「美味しさ」は味・香り・食感の3つの要素が組み合わさって構成されていると言われています。
このお椀の中には「美味しさ」の全要素がギュッと凝縮されているイメージです。

さらにお造り。
明石鯛に本鮪トロ、伊勢海老です。
タレは醤油にポン酢、塩、ごま油。
トロリととろける本鮪トロは醤油、そしてポン酢でいただきます。
明石鯛は、まずはオーソドックスに醤油、二切れ目は塩とごま油。
ごま油はさらっさらなのにゴマの香りが口いっぱいに広がり、鯛の旨味が際立ちます。
伊勢海老は迷ったけれど、やっぱり冒険はせずに醤油で。
間違いのない美味しさです。
じゅわっと口に広がる海老の甘味にぷりぷりの食感、ほのかな醤油の塩味と香りが最高です。
口を開けば
「美味しいね」
の言葉しか出てきません。

強肴、メインは神戸牛のしゃぶしゃぶを選択。
調べてみると、昨年宿泊した際も私は神戸牛のしゃぶしゃぶを選んでいました。
時間を経ても変わらない嗜好と思考です。

何しろビジュアルだけで
「ああ、これはもう絶対に美味しい」
と確信できるこのお肉。
口の中でホロホロとほぐれる柔らかさ。
適度に火が通ってくしゃっと縮んだお肉にポン酢とゴマだれが絶妙なバランスで絡みます。
そして、ポン酢やゴマだれにも負けないお肉の濃厚な旨み。
永久にこのお皿のお肉が無くならなければいいのに。

料理長からのサービスで水なすの辛子漬けもいただきました。
ねり辛子が添えられていますが、何も付けなくてもほんのり辛子の香り。
かじるとポタポタ滴り落ちるなすの果汁。
野菜でも果汁って言うのかな?
なす特有のエグ味はなくて、ほのかな甘さを感じます。
今スグ、炊き立ての白いご飯が欲しい。

煮物は鰻、筍、隠元、うすい豆腐、銀庵かけ。
うすい豆腐はおそらく、うすいえんどうをねりこんだお豆腐かと思われます。
胡麻豆腐のようなねっとりとした食感に餡がからんでじんわり口に広がる風味。
鰻は表面はカリッと中はふわっと焼き上げられており、高級白身魚のような優しい味。
蒲焼など濃い味付けでがっつり食べるイメージのある鰻ですが、繊細な味付けでも主張しすぎず良い仕事をしています。

いよいよ最後は御飯。
但馬産コシヒカリを使った鰆と筍の釜炊き御飯。
香の物にお味噌汁です。

しっとりつやつやのご飯に筍のシャキッとした歯応え、鰆のふんわりとした優しい味わい。
これが食事の前半に出てきていたら、おかずなしで軽く3杯はおかわりしていたかもしれません。
危ない危ない。

そしてインパクトのある土鍋。
伝統工芸品?と思いきや、IHにも対応している優れものだそうです。

デザートは夏柑ゼリー。
ゼリーの中には小さくカットした夏柑の果実が入っています。
甘酸っぱいゼリーは、満腹のお腹にもつるんと美味しい。
昨年に続き少量美味会席だったのですが、少し多いくらいです。
大満足の夕食でした。

部屋に戻り一休みしたら、もちろんお風呂です。
館内には銀泉の貸切個室露天風呂があり、空いていれば自由に使って良いとのこと。
ただし、貸切銀泉にはシャワーブースはありません。
あらかじめ髪や体は部屋や大浴場で洗ってから利用するのがベストです。

湯船の形状はお部屋の露天風呂と同じ壺型。
あまり利用する人はいないのか、いつ覗いても空いていました。
さらに私が向かったのは大浴場。
時間帯が良かったのか、利用者は私一人!
貸切状態。
やっほーい。
あらゆるお風呂に入り放題です。
普段は苦手で他の利用者に迷惑だから、と遠慮しているサウナにも挑戦。
うーん、やっぱり暑い、熱い、苦しい。
誰にも気兼ねせず早々に退出。
「最高だなぁ」
と大満足で部屋に戻り、一休みしたら再度、部屋のお風呂へ。
身も心もすっかり満たされて眠りに就きました。

おはようございます。
天気予報は雨とのことでしたが清々しい朝です。

朝食まで時間があるので、早速お風呂に入ります。
寝起きのフレッシュな体に温泉成分がじわじわ染み込んで心地良い。

温泉の注ぎ口(?)のような場所のフチにはよく見ると塩の結晶ができています。
「塩分濃度が高いんだなぁ」
と改めて実感。
しかし、昨日はピリピリ感じた肌の刺激も、お湯に慣れたのかすっかりなくなりました。

温泉に入り体が細胞からシャキッと目覚めたら朝食です。
昨日と同じ個室ダイニングへ向かいます。

朝食は和食と洋食のどちらかを選ぶことができます。
母も私も和食を選択。
洋食も気になりますが、やはり旅先では和食が食べたくなります。

フレッシュジュースは3種類。
みかんジュース、リンゴジュース、トマトジュースです。
実は私はトマトジュースが苦手なのですが、このトマトジュースはクセがなくトマトの甘味をしっかり感じることができます。

焼き物は黒毛和牛のすき煮。
覚えていませんが、前回も同じ料理を選択したような気がします。
甘辛く味付けされた柔らかお肉が絶品。
朝から黒毛和牛が許されるのも旅先ならでは。
白いご飯が止まりません。
お代わり必至です。

そして薬膳豆腐。
お出汁はあらかじめ味付けがしてあるのでそのままいただけます。
クコの実、松の実、ナツメに白キクラゲでしょうか。
食事を食べているだけなのに、体にすごく良いことをしている気分です。

朝食を終えたらラウンジへ。
お目当ては朝限定の放香堂加琲。
がつんとしたコクがあるのに、苦味が控えめでとても飲みやすい。

デミタスカップで少しずつ香りとコクを味わいながらいただきます。
無料ラウンジのコーヒーにもこだわりがあるのは嬉しいですね。
コーヒーをいただいた後は、お土産を物色し部屋へ。
食後のお風呂です。
有馬温泉の泉質と相性が良いのか、何度入っても湯あたりしたりのぼせることもありませんでした。
結局、12日の滞在時間に温泉に入った回数は、部屋風呂、大浴場合わせて6回。
なかなかの成果だと自分では思っています。

そして中の坊瑞苑が素晴らしいのはお風呂とお食事、ホスピタリティだけではありません。
私が何よりも気に入っているのは「滞在時間の長さ」。
14:00チェックイン12:00チェックアウトと、20時間も過ごせるのです。
朝食を食べて、わたわた荷造りして10時にチェックアウト、の慌ただしさがありません。
この微妙な時間差はものすごく大きい。
「別の旅館も気になるよね」
と言いながら、また中の坊瑞苑に戻ってきそうです。

ホテルをチェックアウトし、太閤橋を渡ればバス停はスグ。
二度目の訪問でしたが、飽きないどころかさらに魅力アップ。
「また来たい」
「何度でも来たい」
と思わせてくれるお宿でした。

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