2023年の7月に小田原と鎌倉を訪れました。
今回の出発地点は京都駅。
新幹線での移動です。
当日は、予約していたタクシーの到着が渋滞により遅延するというアクシデントに。
「新幹線の時間に間に合わないかも!」
いきなりハラハラドキドキの展開となりました。
無事に間に合いました。
スタート早々、体力ばかりでなく精神的にも消耗する羽目に。
次回からは、「電車1本分ぐらいは余裕を持って行動しよう」と肝に銘じました。
乗車してしまえば、あとは大船に乗った気持ちで小田原までのんびりと車窓の景色を眺めて過ごします。
富士山を激写。
ちょっと雲がかかっていますが、圧倒的な存在感です。
小田原に到着しました。
外国人観光客の多さにビックリ。
どうやら小田原から箱根を目指す人が多いようです。
駅構内のコインロッカーにキャリーケースを預けて、いざ観光へ!
小田原城を目指します。
ういろうや蒲鉾のお店を眺めながら進みます。
お城観光の前に腹ごしらえ。
そば処小田原橋本です。
天保年間創業の歴史のあるおそば屋さん。
魅力的なメニューが盛りだくさんですが……。
「絶対にコレ!」
と決めていた桜天ざる。
桜エビのかき揚げが圧巻のボリュームです。
サクサクの食感に桜エビの香ばしさは絶対に間違いないおいしさ。
お蕎麦もクセがなく、するすると無限に食べられそう。
もう一品は桜えび天丼を注文しました。
ボリューム感のある桜エビのかき揚げに甘辛いタレがたっぷりかかっています。
かなり満足感のある一品です。
こちらの天丼、お出汁をかけて味変も可能。
出汁茶漬けとして楽しむこともできます。
天丼のちょっと濃いめの味付けも美味しいですが、〆はサラッといただけるのも嬉しい。
「天丼はちょっと重いかも……」
と思っていましたが、ペロリと完食。
ということで、追加でハスのいなり寿司も注文。
「ハスって何だろう?」
とワクワクしながら食べたのですが、どうやらレンコンのことのよう。
調べてみると、レンコンをハスと呼ぶのは関東地方の方言だそう。
知らなかった。
店内には小田原提灯も飾ってあります。
趣のある店内の雰囲気にぴったり。
お腹もいっぱいになり、お城へ向かって出発です。
お堀に赤い橋がかかっているので、
「ここが入口かな?」
と思いきや、正規ルートではないようです。
案内に従いさらに進みます。
登城口へ到着。
登城口となっているのは馬出門。
小田原城の二の丸正面に位置する門とのことです。
関東大震災で倒壊したものの、2009年に江戸時代の姿に復元されたとのこと。
馬出門をくぐるとすぐ左手に内冠木門があります。
いわゆる枡形になっており、門を突破した敵兵がすぐさま方向転換を余儀なくされる造りです。
内冠木門を無事に突破すると、住吉橋があります。
こちらも関東大震災で崩落したものを1990年に復元したとのこと。
「かながわの橋100選」にも選ばれているそうです。
内冠木門をくぐるとひときわ目立つ建物が観光案内所。
ジブリ映画に出てきそうなノスタルジックな佇まいの洋館です。
さらに進んで住吉橋を渡った場所にあるのが銅門。
門を見れば名前の由来は一目瞭然です。
銅門へと続く階段。
残念ながら、私たちが訪れた時は閉鎖されていました。
日本全国どこのお城を訪れても見かける大河ドラマ誘致のポスター。
しかし、北条五代ってちょいと欲張りすぎじゃない?
1年の枠に全員納まるのか?
人気スポット「NINJA館」。
北条家に仕えていたのは風魔一族と呼ばれる忍者だったそうです。
風魔一族の首領である風魔小太郎という名前は、小説やマンガ、ゲームなどで聞いたことがあるかも。
天守へと続く階段。
お城巡りはどこへ行っても階段との闘いです。
本丸の正門である常磐木門に到着。
本丸の広場にはなぜかニホンザル。
姫路城や和歌山城にも敷地内に動物園がありますが、なぜお城に動物がいるのか謎です。
ちなみに、小田原城のニホンザルたちは2023年の12月に茨城県内の動物園に引き取られるとのこと。
そして、到着しました天守です。
現在の天守は昭和35年に再建された復興天守。
北条氏時代の天守ではなく、江戸時代に再建された天守を復元しているそうですよ。
天守入口までふたたび階段です。
天守内部の展示物は撮影禁止となっています。
こちらは撮影OKのジオラマ。
本来のお城の敷地がとても広かったことが窺えます。
天守からの眺望です。
箱根方面。
豊臣秀吉が一夜城を建てた石垣山方面。
伊豆半島と相模湾です。
海からの風が非常に心地よい。
三浦半島も見えます。
さらに丹沢山地。
海と山に囲まれた天然の要塞。
まさに難攻不落のお城です。
また、天守には戦の神様である摩利支天像が祀られています。
摩利支天は江戸時代に小田原藩主であった大久保忠朝が信仰し、天守に祀っていたそうです。
小田原と言えば蒲鉾。
ということで、非常に興味深い展示。
無事に天守見学を終了。
非常に見応えがあっておもしろかったです。
天守を出て、山を下ると報徳二宮神社に到着。
二宮金次郎の銅像でおなじみ二宮尊徳を祀った神社です。
神社の境内は緑が多くて非常に清々しい空気。
御本殿も静謐な佇まいです。
そしてもちろんありました。
二宮金次郎の銅像です。
小学生だった頃に見た二宮金次郎像はもっと大きかったイメージでしたが、想像していたよりも小柄。
私が大きくなったってことですね。
最近は老朽化に伴って小学校の二宮金次郎像も撤去されているとのこと。
ちょっと寂しいですね。
こども遊園地を眺めながら城祉公園の出口へと向かいます。
整備中の御用米曲輪の史跡。
江戸幕府などの直轄地である天領で収穫されたお米を保管していた場所だそうです。
小田原駅前まで戻ってきました。
小田原に来たからには、蒲鉾はスルーできない。
ということで、駅前の鈴廣へ。
蒲鉾を購入すると、上階のサロンが利用できるとのこと。
お城観光でかなり疲れていたので冷たいお茶がいただけるのはかなりありがたい。
電車に乗り、ホテルのある横浜へと向かいます。
到着しました。
横浜駅です。
ホテルに向かう前に腹ごしらえ。
横浜と言えばコレ!
崎陽軒のシウマイです。
まずは酢豚定食。
どのメニューにもシウマイが付いてくるのは嬉しい。
高級中華や本格中華でもなく、ましてやガチ中華でもない。
かと言って、王将のような大衆中華でもない。
「こういう中華料理が食べたかったのよ」
と思わず唸る、懐かしい味です。
崎陽軒の代名詞とも言えるシウマイはたっぷり6個。
大満足のボリュームです。
続いてエビチリ定食。
こちらも、懐かしい味付け。
究極の一皿でもなければ、至高の一皿でもありませんが、絶対にまた食べたくなる味。
「近所にあったら週一で通うかもね」
と大満足で夕食を終えました。
横浜駅からタクシーに乗車してホテルに到着。
2日間滞在するウェスティン横浜です。
2022年開業のまだ新しいホテルです。
レセプションは最上階より一つ下の23階にあります。
上階にレセプションがあるので、客室の階層に限らず素晴らしい眺望を楽しめるうれしい造り。
客室はデラックスダブル。
カーテンとブラインドがボタン操作で開閉できる優れものです。
窓際にはのんびりくつろげるデイベッド。
残念ながら幹線道路沿いのお部屋だったので、
「都会のビルだねぇ……」
とあまり特筆すべき点のない景色でした。
壁には大きめのテレビ。
便利そうだけど使い方のよく分からない機器。
ミニバーにはネスプレッソも用意されています。
ミネラルウォーターはサステイナブルなガラスボトル。
ペットボトルのミネラルウォーター感覚でボトルを持ち帰ると、2,500円請求されるそうなので要注意です。
と言っても、重いし割れるリスクもあるので、持って帰ろうとは思わないかな。
ベッドサイドにはラベンダーのアロマオイルがありました。
トイレも広くて清潔で非常に快適。
バスルームと独立した個室タイプです。
洗面所にはライト付きの大きな鏡が設置されています。
アメニティは
・歯ブラシ&歯磨きセット
・ブラシ
・ボディタオル
・ヒゲ剃り
・コットン&綿棒
・シャワーキャップ
・ドクターシーラボのスキンケアサンプル
男性用、女性用それぞれ重複しないムダのない内容になっていました。
しっかりとした深さのあるバスタブは嬉しい。
浴室には広い洗い場もあって非常に快適。
ユニットバスで浴室を水浸しにしがちな私には大変ありがたいバスルームです。
ウェスティンオリジナルブランドであるホワイトティーのシャンプーやボディソープが設置されています。
湯船にゆっくり浸かって旅の疲れを癒やせるのは本当にありがたいです。
明日は鎌倉観光へと向かいます。