今回宿泊するのは「千年のしじま 月夜見の座」。
全室客室露天風呂付き&部屋食のお宿です。
同じ敷地内には「千の杜」「斎王の宮」というホテルも併設されています。
宇治山田駅より送迎バスに乗ること約15分。
お宿に到着しました。
お宿付近では雨が降っていたとのこと。
私たちが到着した頃には、すっかり晴れていました。
受付ロビーには十二単が飾られています。
こちらの十二単、着ることもできるのだとか。
月夜見の座は全6室とのことで、受付ロビーもこぢんまりとしています。
伊勢茶とエンドウ豆のお干菓子をいただきました。
ちなみに、三重県はお茶の生産量が全国第3位。
隠れたお茶の名産地です。(私が知らなかっただけかも!)
受付を待つ間に、浴衣を選びます。
浴衣も気になるけど、後ろの松阪牛ポテトチップも気になるのよねぇ……。
チェックイン完了後、外廊下を通ってお部屋へ案内していただきました。
敷地内は自然が多くて、非常に落ち着いた雰囲気。
ロビーからの外廊下が全ての客室に繋がっており、移動もスムーズです。
パテオもあります。
もう少し涼しければ、自然に囲まれてのんびり過ごしたいところです。
月夜見の座は、それぞれのお部屋に異なる月の名前が付けられています。
そして、お部屋はその月のイメージに合わせて趣も異なるのだそう。
お部屋の種類は「既望」「新月」「晦」「黄昏月」「望月」「居待月」の6種類。
今回はお部屋の指定はせず「おまかせ」でお願いしました。
私たちのお部屋は「居待月」とのこと。
満月が少し欠けたお月様です。
扉を開けると、まず玄関があります。
おもわず「ただいま」と言いたくなるアットホーム感。
部屋履きのスリッパも用意されています。
タオル地で非常に快適な履き心地。
「お持ち帰りいただいて大丈夫ですよ」
とのことだったので、遠慮無くお持ち帰りさせていただきました。
お部屋は広々。
窓も大きくて開放感があります。
月夜見の座の客室は基本的に全て二人部屋とのこと。
ただ、この居待月のお部屋だけ、畳にお布団を敷いたら4人まで宿泊できるのだとか。
お部屋を見た感じ、4人どころか8人ぐらいで合宿もできそうな広さです。
寝室は格子戸で、客室と区切られています。
生活空間と寝室が分かれているのはありがたいです。
落ち着いた雰囲気でぐっすり眠れそう。
寝室には、作務衣とパジャマ。
上から羽織るもの(名前がわからん)も用意されています。
作務衣があるのは嬉しいですね。
また、お隣の千の杜の大浴場へ行く際に持って行けるタオル等が入った籠バッグも用意されています。
至れり尽くせりですね。
玄関脇にある食事部屋は襖を閉めると完全に隔離されます。
仲居さんはスタッフ専用の扉からこちらの食事部屋にお料理を用意してくださるとのこと。
食事の直前まで人目を憚らずだらだら過ごせる。
怠惰を極めた私にはなんともありがたい造りです。
ミニバーには無料のミネラルウォーターと伊勢茶。
ソフトドリンク類は有料です。
お酒が飲めないので、アルコール類はあらかじめ除いておいてもらいました。
無料のお茶やコーヒーもたっぷり用意されています。
お部屋で過ごす時間が長そうなので、何杯もおかわりできるのは嬉しいです。
電気ケトルとコーヒーマシーン。
コーヒーマシーンはUCCのドリップポッドです。
DVDプレーヤーとヒーリングDVDも用意されています。
フロントへの連絡は専用スマホで。
洗面所は清潔で落ち着いた雰囲気。
ドライヤーとヘアアイロンも用意されています。
アメニティは紙袋の中に入っています。
・歯ブラシ
・ヘアブラシ
・シャワーキャップ
・ヒゲ剃り
・ソーイングセット
・綿棒・コットン・ヘアゴム・ヘアバンド
・ボディタオル
・フェイスマスク
・男性用スキンケア化粧品
・女性用スキンケア化粧品
・足袋ソックス
・ランドリーバッグ
と、盛りだくさん。
男性用のスキンケア化粧品はRAGORA。
女性用はミキモトです。
男性だったら着替えさえ持ってくれば、手ぶらでも全然大丈夫じゃないでしょうか。
洗面所の扉をがらっと開くとまずは内風呂。
洗い場も広く設けられていて、この内風呂だけでも快適に過ごせそうだと思いました。
シャンプー類はミキモト。
真珠でおなじみのミキモトの化粧品ラインのブランドです。
そして、内風呂の先には客室露天風呂。
こちらの露天風呂のお湯は、新美里温泉の源泉から毎日運ばれてきているそうです。
ちなみに、お隣の千の杜の大浴場も新美里温泉から運ばれてきたお湯を使用しているとのこと。
お湯は循環しているので、24時間いつでも入浴できます。
トロッとした肌触りのお湯で、肌がつるつる。
湯温もちょうど良く、
「ちょっとひとっ風呂」
と軽い気持ちで入ったら、あまりの気持ちよさになかなか上がれない。
ある意味、「沼」のようなお風呂です。
ちなみに湯温はフロントに連絡すれば調整もしていただけるそうです。
トイレは洗面付きで広くて明るくて非常に快適。
テラスもあり、快適な季節であればのんびりお庭を眺めて過ごすのも気持ちが良いでしょうね。
自然豊かな庭に囲まれています。
しかし、私は虫が大の苦手。
「(9月だけど)夏だし、山だし、虫多いのはやだなぁ」
とひそかに懸念していたのですが、不思議と虫に遭遇することは無かったです。
テラスや露天風呂に吊されていたおにやんま君の効果でしょうか。
ちなみに、おにやんま君とはオニヤンマをリアルに模した虫除けグッズの名称です。
お隣の千の杜の大浴場も使えるとのことなので、早速向かいます。
と思ったら、雨が降ってきた。
急げ。
到着しました。
お部屋から徒歩3分ぐらいでしょうか。
千の杜の大浴場です。
サウナもあります。
温泉は月夜見の座と同じ、新美里温泉のお湯。
館内はちょっと懐かしい雰囲気。
千の杜にはフィットネスジムもあり、月夜見の座の宿泊者も利用できるとのこと。
「お、いいねぇ」
と思ったものの、滞在中一度たりとも利用することはなかったです。
お土産などは千の杜の売店の方が品揃えが良さそうです。
伊勢茶とあずきバーをいただけるとのこと。
月夜見の座に宿泊していても大丈夫、とのことだったのであずきバーをいただきました。
こちらにもありました、十二単です。
やっぱ大浴場もいいなぁ、と表に出たら雨が激しくなってる!
何やら不安定な天気です。
急ぎ、月夜見の座へ戻ります。
せっかくお風呂に入ったのに、雨に濡れて、湿度でベタベタ……。
結局、部屋の露天風呂に入り直しました。
この後はいよいよお楽しみの夕食です。