さんふらわあで行く鹿児島旅行2日目【仙巌園観光】

日本
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2日目はいよいよ鹿児島に到着。
鹿児島観光を満喫したいと思います。

おはようございます。
快適な客室にふかふかのベッドで、さぞかし熟睡できるのだろうな、と思っていました。
が、
……カタカタカタカタ。
……ギィ……ギィ……。
けっこう揺れます。
挙げ句、ドーン!!と謎の衝撃。
まぁ、なんだかんだ慣れて最終的には眠れました。

翌朝、受付の職員さんに
「昨夜は揺れたほうですか?」
と聞くと
「いえ、全然。いつもあんな感じです」
とのこと。
太平洋航路は瀬戸内航路に比べると揺れるそうです。

身支度を調えたらさっそく朝食バイキングです。
大人1人620円とかなりお値打ち。

もちろん和食、洋食そろっています。

さつま揚げなど寄港地に合わせたメニューがあるのも嬉しいですね。

サラダは夕食と変わらないラインナップ。
朝カレーもありましたよ。

ふだんの朝食はパン派なのですが、旅先に来ると猛烈に和朝食が食べたくなります。

だんだん陸地が近づいてきました。
朝食時間は7時から8時の1時間。
ふだん1時間もかけて朝食を食べてるワケじゃないのに、けっこう慌ただしい。
お代わりをする余裕はなかったです。

志布志港に到着しました。

カードキーを返却して下船です。
下船するのが名残惜しくなるとても快適な船でした。

「志布志市志布志町志布志」って声に出して言いたくなる地名。

志布志市志布志町志布志の志布志港から鹿児島市内までさんふらわあライナーで移動します。
期間限定のキャンペーン中で無料で乗車できました。

志布志港から鹿児島市までは途中トイレ休憩もいれて2時間ほど。
茶畑が広がっていたり、牛が草を食んでいたり。
バス旅行のようなのんびりした行程でした。

さんふらわあライナーは鹿児島駅前のアミュプラザで下車。
さっきまで車窓から牛を眺めていたのがウソのような都会です。

観光前にまずは腹ごしらえ。
豚とろでラーメンをいただきます。
開店前なのにすでに行列!

お待ちかねのラーメン!
美味しくないはずがありません。
豚とろの店名のとおり、ほろほろに煮こまれたチャーシューが絶品。
一見、濃そうなのですがしつこさは全くなし。
ペロッと1杯完食。

ぎょうざはやや小さめサイズでネギが乗っていてさっぱり。
ラーメンとの相性抜群です。
炭水化物×炭水化物でエネルギーチャージ完了。
一旦、駅前に戻りタクシーを拾って仙巌園へと向かいます。

到着しました。
仙巌園です。

「庭園」だそうですが、べらぼうに広いです。

世界遺産でもある反射炉跡。
建物跡だけを見てもあまりピンと来ませんが、近代日本の礎を築いた建造物と考えるとスゴイですね。

ところどころ南国な雰囲気の植物が植えられています。

園内はお土産物屋さんもあって休憩しつつ見学できます。
今までに訪れたことがある日本庭園はしっとりと落ち着いた感じ。
一方、仙巌園は明るくて開放感満点。

ということで、お屋敷におじゃまします。

NHKの大河ドラマ「西郷どん」で使用した衣装が展示されていました。
おや、主役である西郷どんの衣装がないのですが。
ボランティアガイドさんにお聞きしたところ、
「西郷さんは島津家の方ではないので」
とのこと。
なるほど!

桜島と錦江湾を借景にする超贅沢なパノラマです。
南国っぽい植物があったり、ガス灯があったり独特な風景がおしゃれ。
一日座ってぼんやり眺めていたい気分です。

そして、素晴らしい景色を眺めながらいただく食事。
しかもテーブル。
グラスは薩摩切り子。
ちなみにこのお部屋は賓客をもてなす謁見の間とのこと。
なんかもう色々贅沢です。

御寝所です。
説明を読むと、寝室兼仕事部屋だったのかな?
おやつ(おななつ)を持ち込んでいるのはなんだか親近感が湧きます。

島津家に届いた贈り物が展示されるお部屋だそうです。
ひときわ目を惹くVIPなテーブルと椅子は昭和天皇と香淳皇后が実際に使用されたものだとか。
島津家と皇室は縁があって、昭和天皇の第5皇女の清宮貴子様が皇籍を離脱されて島津家に降嫁されているのだそう。
降嫁後は夫の海外赴任に同行して海外にお住まいって、あれ?似たようなニュースを聞いた気が……。

続いて御湯殿。
お風呂場です。
広いけど、どういう仕組みになっているのか分かりません。
手前の広い場所は脱衣所で間違いないと思うのですが、湯船は?
窓際の凹んだスペースの板が水に濡れていた形跡があるので、そこが湯船になるのかな?
とすると手前の桶の横にある枡形の箱はなんだろう?
今のお風呂とはだいぶ様式が違うようです。

さらに御不浄。
島津家29代当主である島津忠義専用のお手洗いだそうです。
江戸時代のお手洗いってまず見る機会がないのですごく貴重ですよね。
意外と広くて明るいことにびっくり。
「昔のトイレ=暗くてジメジメ」みたいなイメージだったので。

続いて中庭です。
こちらは、しっとり落ち着いた日本庭園といった感じ。

獅子乗大石燈籠。
島津忠義が明治17年に造らせた園内最大の燈籠だそうです。
屋根の部分は8畳ほどの大きさがあるとのこと。

お屋敷を出て、再び園内を探索。
それにしても広い。

そして園内から見る桜島がくっきり美しい。

だんだんワイルドになってきました。

竹林もあります。

猫神神社です。
文禄・慶長の役で生還した2匹の猫が祀られているとのこと。
島津義弘公が朝鮮出兵の際に猫を7匹連れて行き、瞳孔の開き具合で時刻を推測したという逸話にまつわるもの。
ということで毎年6月10日の時の記念日には、猫長寿祈願と猫供養祭が開かれているそうです。
となりには猫グッズ販売店もあり、猫好きさんは絶対外せない場所ですね。

園内には薩摩切子のショップもありました。
ガラスの美しさにうっとり。
値段にびっくり。
決して安いものではないと分かっていても、ひえ~ってなってしまいます。

ということで、そそくさと退散。
入り口付近の反射炉跡まで戻ってきました。

仙巌園を後にして、となりの鶴嶺神社にやってきました。
美人になれる御利益のある神社だそうです。
女性の方はぜひ忘れずにご参拝を。

いたるところに島津家の家紋があります。

神社の片隅には源頼朝公を祀る石塔があります。
なぜ?
調べたところ、島津家の初代当主島津忠久が源頼朝のご落胤という説があるそうです。

続いて訪れたのは尚古集成館。
薩摩藩と島津家の文化や技術が修められた博物館です。
ドラマや小説などでは粗暴な田舎武士に描かれがちな印象の薩摩藩ですが、実態はめちゃめちゃ時代の最先端を走ってた藩であることが分かります。
そして、そんな島津家の実績を鹿児島の人たちは今でもものすごく誇りに思っているのだな、と感じました。

尚古集成館のとなりにある工芸館。
薩摩切子のお土産屋さんでした。
店内に所狭しとガラスが並べられているので
「うっかり割ってしまっては大変!」
とそそくさと退散。

工芸館横には薩摩切子工場があり自由に見学することができました。
飴のように溶けたガラスを形成する工程がおもしろくていつまでも見入ってしまいます。

さらに工芸館横のオシャレなスターバックス。
超満員だったのであきらめてホテルに向かうことに。

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