この日は台北からバスで九フン(人偏に分)の街へ行きました。
千と千尋の神隠しで、お父さんとお母さんがブタにされた、あの町のモデルとなった場所です。
ホテルの人からはとにかく寒いので、持ってきている防寒着を全部着て行って下さい、とのご忠告。
ところが、私たちは台湾だし、沖縄より南だし、そんなに寒くないでしょ。
と、防寒着らしきものはほとんど持ってきていませんでした。
バスでやってきました、九フンです。
山道だから絶対に酔う、と忠告されていたのですが、全然大したこと無いよ♪
と思っていたら、最後のひと駅が猛カーブの連続で、すっかり酔いました。
そして、めちゃめちゃ寒い(((;゚Д゚)))
バス停から、お土産物屋さんが立ち並ぶ通りを歩いて行きます。
なんだか雰囲気が出てきました。
狭い道は観光客でいっぱいです。
日本人とあと中国本土からの観光客が多かったです。
狭い階段の路地が続きます。
夜に訪れると絶対に綺麗なんでしょうね。
ひときわ目立つこちらの建物は「阿妹茶楼」というお茶屋さん。
最近では千と千尋の神隠しのモデルとなった場所として有名ですが、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した映画「非情城市」の舞台としても有名です。
阿妹茶楼とこの階段は旅行のパンフレットでもたびたび目にする九フンを代表する景色です。
こちらは映画「非情城市」に登場するお店。
せっかくなので阿妹茶楼へ入ってみます。
入口から素敵なお店です。
なんか緊張します。
レトロな内装が素敵なお店で、窓際の席から見える九フンの見晴らしも最高です。
この日はあいにくの雨だったので、遠くまでは見えなかったのですが、晴れていたらすごく綺麗な景色が見れたんでしょうね。
最初の一煎目はお店の方が淹れてくれます。
それにしてもお湯代100NT$(約300円)って何このハイパーインフレ(゜ロ゜)
今回は金萱茶というウーロン茶を注文しました。
濃厚なミルクのような香りが特徴のお茶です。
細長い湯呑みは香りを楽しむためのものです。
お茶受けの点心。
こちらはサービスで出てきました。
梅干しのようなアンズのような感じ。
点心というと飲茶をイメージしてしまいますが、お茶受けのお菓子です。
丸い茶餅はなんとジャスミン茶を使ったお菓子。
とてもいい香りが口の中に広がります。
細長い方は芋頭餅で、タロ芋で作ったもの。
こちらのお菓子は豆をすりつぶしたお菓子。
日本の落雁に似ていますが、あんまり甘くなくてとてもお上品な味になっています。
二煎目以降は自分で淹れます。
なんだか緊張します。
余ったお茶の葉は箱に入れて持ち帰れるようにしてくれます。
まったりとお茶を飲んでいると、後からやってきた日本人観光客のガイドさんが私たちの席を指しながら「あそこの席が、宮崎駿監督が座った席ですよ」と説明していてびっくり。
貴重な席に座らせていただいて恐縮です。
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