ヨルダン旅行記2日目ペトラ遺跡観光

ヨルダン
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ヨルダン旅行2日目は、いよいよペトラ遺跡観光。
ペトラ遺跡の見どころの一つでもあるエル・ハズネは、早朝、日が差し込む時間帯がとても美しいとのこと。
気持ち早起きして、ペトラ遺跡へと向かいます。

まずは、ホテルの朝食ブッフェで腹ごしらえ。
チーズとハムが非常に充実していました。
普通にハムやソーセージが食べられることにビックリ。
観光客向けホテルでは普通に豚肉を使った料理があるんですね。

さらに、パンたち。
パンというよりも、もはやケーキに近い甘さです。
観光に向けてカロリーの補充も完了。
身支度を調えたら、いよいよ出発です。

ペトラ遺跡に入場するには、まず入り口で入場券を購入する必要があります。
「世界一高い」と言われているペトラ遺跡の入場料。

外国人観光客はだいたい8,000円くらい。
東京ディズニーリゾートに匹敵する入場料です。
私たちはお得な2日券(約8,800円)を購入。

ちなみにヨルダン人なら3,000円程度で入場できるそうです。
「えー、ヨルダン人だけずるーい」
と思ってしまいますが、冷静に考えると3,000円でも充分高いですね。

ペトラ敷地内に入ると、早速そこらじゅうに見どころスポットが広がります。
しかし、ここでもたもたしていてはいけません。

まずはペトラ遺跡への入り口。
シークと呼ばれる細い道をずんずん進みます。
エル・ハズネへと続く道なのですが、約1.5kmとのこと。
入り口からシークまでの距離をプラスすれば、遺跡のスタート地点にたどり着くまでにざっくり2kmほど歩くことになります。

「そんなに歩けるか!」

って人には、シークから便利な馬車(有料)も用意されているので安心です。
倹約家の私たちは徒歩で敢行することにしました。

素晴らしい景色をじっくり堪能しながら歩けるので、やはり徒歩にして正解。
しかし、どこまで続くんだこの道。

写真を撮影しながら、だらだらと15分ほど歩くと、チラッと姿を見せるエル・ハズネ。

突如、全貌を現すエル・ハズネ。
もたもた歩いていたので、若干日が陰り気味ですが、それでも充分美しい。

エル・ハズネ、高さは約40m。
10階建てのビルと同じくらいの高さになります。

いきなり10階建てのビルの高さに匹敵する石の建造物が、目の前に表れた衝撃が想像していただけるかと思います。

正直、写真やテレビなどでペトラ遺跡を見ても
「おぉー、すごいねー。実際見るともっとすごいんだろねー」
ぐらいのライトな感動でした。

しかし実物を目の当たりにすると、あまりの迫力に
「うへー」とか「おおー」、「はえー」といった言葉しか出てきません。

そして、エル・ハズネが建造された時期が、おおよそ紀元前30年頃だそうです。
古代人って実は宇宙人で、ここにスターゲイトを築いたのでは?
なんて想像も膨らむ。
それくらい、スケールの大きな建造物です。

ちなみにネットで調べたら普通に「古代宇宙飛行士説」ってあるみたいでビックリしました。
地球に飛来した宇宙人が人間を創造して超古代文明を授けたって説らしいです。
ええ……、マジか……。
今度、アマプラで「古代の宇宙人」シリーズを見てみようと思います。

エル・ハズネは「宝物殿」という意味ですが、実際にどのような用途で使われていたか、まだ分かっていないそうです。
地下室のような部屋もあり、お墓だったのではないか?という説もあるとのこと。

映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」ではエル・ハズネの中にずんずん入って行きますが、遺跡内部は立ち入り禁止です。
外から眺めると、内部はがらんとした大きな空洞になっています。
横穴が一体どこにつながっていたのか、気になります。

遺跡内部に入らないよう、入り口で見張ってる警備員?さん。
絵になります。

そして、遺跡の反対側はというと、この人だかり。

エル・ハズネの前にはラクダが鎮座しています。
お金を払うと、ラクダの背中に乗って写真撮影してもらえるシステム。
お客さんを乗せて歩くワケではありません。
心なしか、美形ラクダな気がしなくもないかも……。

エル・ハズネを後にし、さらにペトラ遺跡を奥へと進んでいきます。

ペトラ遺跡のお土産に最適なサンドボトル。

店先でお兄さんが実演しています。
そそっかしい私は、サンドボトルなんか持って観光したら絶対に割ってしまいそう。
そもそも持って歩くには重い。
ということで、帰りに立ち寄って購入することに。
気に入ったボトルがあれば、取り置きしておいてもらえます。
さらにオーダーすれば文字も入れてもらえるそうです。

こちらは、お客さんを乗せるラクダ。
ペトラ遺跡内にはロバとラクダの2種類のタクシー(実際にそう呼ばれてました)があります。
ロバの方がお手頃価格で、ラクダはちょっと高め。
流しのタクシーも遺跡内を頻繁に往来しています。
ラクダがたむろしているこの場所は、さしずめハイヤー乗り場ですね。

通路のサイドに並ぶ円柱。
なんとなく雰囲気がペルシャやパルミラの遺跡と似てる気がします。
観光客の中には、エル・ハズネだけを見て帰ってしまう人も多いそうですが、もったいない!

何かしらの建物があったことを彷彿とさせる壁たち。

ちなみにペトラ遺跡は現在進行形で発掘作業中だそうです。
2014年時点で、85%が未発掘というからスケールの大きさに圧倒されます。

ペトラ遺跡にはクラウンプラザ直営のレストランがあります。
遺跡内にホテル直営レストランがあるのはありがたい。
昼食も兼ねて、レストランで休憩したいと思います。

開店直後だったので、ケバブはまだ準備中。

店内はブッフェ形式になっているので、食事を食べつつケバブ待ち。
料理の種類も豊富でどれもおいしいです。

歩き疲れた体に絞りたてのレモネードが最高に贅沢。

そしてお待ちかねのケバブ。
羊肉なのですが、臭いやクセがなくてとても食べやすい。
程良くふにゃもちっとしたロティがまた美味しい。

激甘デザートもしっかり食べて、再び遺跡観光へ向かいます。

ロバタクシーなら狭い道もラクラク。
ラクダタクシーではこうはいきません。
私たちはまだまだ徒歩で頑張ります。

岩場に貼り付く山羊たち。
野生なのかな?

続いて目指しているのはエド・ディル。
ペトラ遺跡最大の建造物です。

そして、エド・ディルは900段!の階段を上った先にあります。
めちゃめちゃつらい!
そして、階段はいたるところロバの糞だらけ。
しかもけっこう臭うぞ。

かなり上まできました。

ついにエド・ディルに到着。
エル・ハズネも凄かったけど、エド・ディルもまた大迫力。
レストランから歩いてだいたい30分ぐらい。
ひたすら階段を上ってたので、体感では1時間ぐらい歩き続けた気分です。

エル・ハズネに比べると観光客も少なく、のんびりとしています。
遺跡の内部にも入ることができました。
といっても、エル・ハズネ同様、何もない空洞なのですが。

エド・ディルというのは「修道院」という意味だそうです。
ローマ帝国併合後にキリスト教の修道士が住んでいたことに由来するとのこと。

なので本来、何の目的で建造されたのかは依然として不明なままなんですね。

休憩中のロバタクシーです。
お疲れ様。

登頂記念。

エド・ディルは標高約1,000m。
見事なパノラマが広がります。

「エル・ハズネと同じような建物なら、別にもういいんじゃないの?」
途中、あまりのつらさにそう思った自分を叱責したい。

旅慣れた欧米人観光客は、ガッツリ登山装備で登っていました。
ペトラ遺跡自体、広大なのでトレッキングシューズのような歩きやすい靴の方が良さそうです。

商売っ気皆無のお土産物屋さんもあります。

ロバとエド・ディル。

エド・ディルを後にして、下山します。
途中、ロバがわらわらわらと走ってきて、ビックリ。
よく慣らされているようで、放し飼いにしてもちゃんと指示された場所に戻るようです。

一瞬
「過酷な労働環境に嫌気がさしたロバたちが集団で脱走したのか?」
と、不謹慎なことを思ってしまいました。

途中、サンドボトルもゲットし、無事にスタート地点のエル・ハズネまで戻ってきました。
午後になると、ピンク色が一層増してまた違った美しさです。

ふたたびシークを通って帰路につきます。
来るときは果てしなく感じたシークですが、帰りは案外さっくりと通過。
「あれ?こんなもんだったっけ?」
といった感じです。

「まだか、まだか」
と思いながら歩いていたから長く感じたんでしょうね。

ただ、シークを抜けてから入り口のゲートまでが
「こんなに遠かったっけ……」
とすんごく遠く感じられました。

来るときははしゃいでたからあっという間だったんでしょうね。

この日も夕食はホテルでいただきます。
昼間に引き続き、ケバブなど色々盛りだくさん。
すっかり羊肉の虜です。

デザートはプリンケーキ的なもの。
すいません。
名前が全く思い出せません。

昼間、遺跡観光で消費したカロリーもしっかり補充。
2daysパスポートを購入したので、明日もペトラ観光です。

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