この日は朝から日本語ガイドさんと一緒にツァールスコエ・セロー観光へ行きました。
ここの目玉はなんといってもエカテリーナ宮殿。
テレビや写真、旅行のパンフレットなどで何度も見たことのある場所ですが、実物はテレビの映像でみる何十倍、何百倍もの大迫力でした。
宮殿の豪華さはさることながら、庭園もとても素晴らしかったです。
天気はあまり良くなかったのですが、大満足でした。
今日の朝ごはんです。
いつもの激甘パンです。
そんな中、手前のパンのクリームはミント味でサッパリしていました。
ツァールスコエ・セローに専用車で向かう途中、ガイドさんオススメのチェスマ教会へ立ち寄りました。
ピンク色でとてもかわいらしい教会でした。
内部は撮影禁止でした。
ツァールスコエ・セローに到着しました。
二日前のピョートル大帝夏の宮殿の金ぴかもすごかったですが、ここの金ぴかはもはやレベルが違います。
しかし、ギラギラとした嫌らしさは全くなく、上品な輝きでした。
すごすぎて表現する言葉がありません。
もともとはもっとこぢんまりとした建物だったそうですが、増築を繰り返した結果、ここまでなったそうです。
宮殿に併設されている教会。まばゆいです。
残念ながら公開はされていません。
宮殿が建てられた時代、中国文化がブームだった事もあり、随所に中国文化の影響も色濃く感じられました。
すでに観光客の行列が・・・。
大広間です。
とにかくまばゆい。
天井、床、壁。どこを見ても華麗で精密に装飾されています。
井上靖の小説「おろしや国酔夢譚」で主人公の大黒屋光太夫がエカテリーナ2世に謁見した場所です。
軍隊の食堂です。
テーブルクロスのリボンの色で海軍と陸軍に分かれているんだそうです。
きらびやか過ぎて、落ち着いて食事できそうにありません。
こちらも食堂。
食事がおいしくすすむように、と壁には狩猟されたシカやトリ等の絵画が飾られています。
なんだか、日本人には理解できない感性です。
エリザベータ1世の衣装を再現したものです。
エカテリーナ2世(だったと思います)。
琥珀の間です。
ひときわスゴイ人だかり。
写真撮影は禁止なので遠くからパシャリ。
一面琥珀で覆われていてとても美しいです。
第二次大戦中にナチス・ドイツ軍によってすべてはがされて持ち去られたそうです。
こんなに美しいものを破壊してしまえる戦争下の精神状況って恐ろしいですね。
ドイツとロシア(旧ソ連)共同で1979年に修復作業を開始し、2003年に修復が完了したそうです。
部屋があまりにも多すぎて、何の間か忘れてしまいましたが、壁にかかっている肖像画はエカテリーナ2世の孫、アレクサンドル1世です。
さりげなく置いてある家具類も素晴らしいです。
こちらも食堂。
先ほどの中国風の庭園もそうですが、様々な建築様式で作られていることが良く分かります。
それにしても、ものすごい人ごみでした。
絵画の間です。
壁一面、絵画です。
特に絵の内容は関係なく、サイズ重視だそうです。
床は寄木細工になっています。
こういう宮殿には廊下があって、それぞれ独立した部屋があるのだと勝手に思い込んでいましたが、エカテリーナ宮殿の部屋は全部が連なった、鰻の寝床のような部屋になっていたのが意外でした。
いつ、誰が自分のいる部屋を通って行くのか分からないので、何だか気が休まらないですね。
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