超高速愛媛旅行 【後編】

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超高速愛媛旅行2日目。
この日は午前中に松山城を観光し、そのまま空港へ向かいます。
まずは、午前8時の松山城開門を目指し、朝ご飯です。

見た目も華やかな和朝食。
器も一つ一つこだわっていて映えます。
美味しい。
見た目にも美しい。
健康的。
と、良いことしかありません。

焼き魚(太刀魚)に海苔の佃煮、だし巻きにお豆腐。
ホテルの朝食バイキングも良いけれど、シンプルな和朝食も癒やされます。
どれも美味しくて、朝からお腹も大満足。

そしてポンジュースです。
できれば食後に部屋の露天風呂でひとっ風呂と行きたいところ。
しかし、そんな時間の余裕はありません。

温泉街っぽい鄙びたノスタルジックな風景です。
昨日はチェックインした頃には真っ暗だったので気付きませんでした。
せっかくの良いお宿、できればもう少し余裕を持って満喫したかったですね。
食後、荷物をまとめて急ぎチェックアウト。
タクシーで松山城へ向い、8時の開門を目指します。

タクシーの運転手さんによると
「一番乗りになれば開門の太鼓が叩けるそうですよ」
とのこと。
「もしかしたら間に合うのでは?」
とワクワク。

到着しました。
松山城ロープウェイ乗り場です。
すでにこの時点でロープウェイ待ちの人がちらほら。
さらに徒歩で城山を登る人の姿も。
早々に一番乗りはあきらめました。

今回はリフトで登城。
アトラクションのようで気持ち良くて楽しい。
高いところが苦手な私でも全然平気でした。

登山道を進む猛者たち。

天守が見えてきました。

到着しました。
松山城は現存12天守の一つ。
建築当時の姿をほぼそのまま残しているお城ということになります。

天守を目指して進みます。
山城なので地味に運動不足の体に堪えます。

松山城の見どころの一つでもある壮大な石垣。
江戸時代に改修されている箇所があるものの、ほとんどは築城時のものだそうです。

意外と天守までが遠い。
天守の周りをぐるぐる登っている感じです。
朝のさわやかな空気の中、すでにバテ気味。

だいぶ上まで来ました。
松山市街が眺められて非常に気持ちが良い。
まだ朝早いので、遠くにうっすらもやがかかっているのも幻想的です。

本丸につながる筒井門と隠門です。
どちらも慶長年間の建築とのこと。
隠門は創建時の技法がそのまま残されており、国の重要文化財にも指定されています。
筒井門は、残念ながら1949年に放火によって焼失。
1967年に再建されたそうです。
どちらの門も歴史の重みを感じさせる貫禄の佇まいです。

巽櫓です。
もともと国宝でしたが、1945年に戦災で焼失したとのこと。
現在の巽櫓は1986年に復元されたものだそうです。

本丸の正門にあたる太鼓門。
巽櫓に連なっています。
ようやく目的地まで近づいてきました。

本丸広場に到着。
すでに入城待ちの行列ができております。
一番乗りとは一体……。

いよいよ天守に潜入です。

大変ありがたいことになだらかな階段が設置されております。
お城の階段って段差が微妙に高い、不揃い、幅が狭いなどなど……。
歩きにくいし、油断してたらつまずきそう。
「欠陥住宅だ!」
と言いたくなりますが、実はコレわざとやってるそうです。
敵がお城に侵入しても、一気攻められないよう随所に地味な嫌がらせがほどこされているんですね。

天神櫓には天神様(菅原道真公)が祀られています。
天守の鬼門にあたる東北に建てられており、鬼門封じの役割があったのだとか。
実際、この天神櫓は昭和20年に戦火によって焼失しているとのこと。
天守が罹災を免れたことを考えると、まさに松山城の守り神とも言えそうです。

狭間から敵(ではない)を狙い撃ち。

ようやく天守の入口に到着です。
長い道のりでした。

広いというよりも、うねうね小刻みにクランクを進んでいるのが分かります。
一度に大軍が攻められないよう、敵の勢いを削ぐ目的だそうです。
ムダに疲れさせる工夫でもありそうですね。
松山城がいかに堅牢なお城か身をもって実感できました。

穴蔵から天守へ入ります。

防衛能力の高いバリアフルな階段です。
乾燥した季節だとつるつる滑るので要注意です。

松山城を築城した加藤嘉明の紹介です。
「松山」という地名を名付けたのも加藤嘉明だそうです。
とはいえ、加藤嘉明自身は松山城の完成を見ていないのだとか。
完成前に会津藩に移封となってしまったとのこと。
その後、蒲生氏→松平氏と城主は変わっていったそうです。
ということで、松山城の敷地内には、加藤氏、蒲生氏、松平氏それぞれの家紋が随所に見られます。

石落としは分かりやすく透明のガラス張りになっています。

頂上から松山市街を一望。

瀬戸内海まで見渡せます。

慎重に階段を降りて、天守を出ます。

素晴らしいお城でした。
落雷による天守の焼失、二度の放火、戦火と様々な苦難を乗り越えてきたお城。
ずっしりと重い歴史をひしひしと感じることができます。

来た道を再びぐるぐると戻ります。
今度は城を守る気分で下りていきます。

帰りは時間を優先してロープウェイを利用します。
小説「坊ちゃん」のマドンナに扮したスタッフさんが簡単なガイドをしてくださいます。

松山城見学は無事終了。

ここから松山空港へ向かう予定ですが、どうしても買っておきたいものが!
霧の森大福です。
お店は探すまでもなく、スグに見つかりました。
というのも、すさまじい行列ができていたから。
行列をたどったらお店がありましたよ……。
この行列に並んで果たして間に合うのか?

無事に買えました。
空港へ急げ!

無事にチェックインに間に合いました。
ということでお昼ご飯をいただきます。

宇和島鯛めしです。
昨日、ホテルでいただいた松山鯛めしとは全然違います。
無事、2種類の鯛めし制覇です。

甘辛いタレに卵を溶いて、鯛のお刺身を投入。

ほかほかのご飯にのっけていただきます。
めちゃめちゃ美味しい。
実は生卵ちょっと苦手なのですが、全然気にならない。
むしろ、卵と一体化した甘辛いタレが鯛にしっかりとからんでたまらない美味しさ。
無限に食べ続けられそうです。

ご飯を食べ終えたら、搭乗。
大阪へ帰ります。

さてさて、無事にゲットした霧の森大福。
並んで購入した甲斐がありました。
外は抹茶でコーティングされていてほろ苦い風味。
中は餡で、苦みと甘味のバランスが絶妙です。
松山に行ったら多分また並んで買うと思います。

さらに、今回の大大大ヒット「紅まどんな」。

皮がとても薄いので、皮ごとカットしていただきます。
「ゼリーのような食感」
とのことですが、ミカンジュースを固めたゼリーではなく、
果実と果汁だけをぷるんと固めた高級ゼリーを食べている感じ。
あまりの美味しさに、その後、数日間は紅まどんなのことが頭から離れませんでした。

滞在時間24時間未満という短時間ながら非常に充実した愛媛旅行。
グルメもしっかりと堪能することができました。
GoToキャンペーンの恩恵も受けることができて、とても有意義な旅でした。
道後温泉 八千代はぜひまた宿泊したいです。

 

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